
河野行政改革担当大臣が9月24日に行政手続きにおける「脱ハンコ」を推進する動きによって、政府が「脱ハンコ」に向けて取り組みを始めたのはご存知でしょうか?
日本においては、いまだにハンコを押すことを求められる場面が多く、いまだにハンコがないと効力を持たない書類は数多くあります。私自身、手続きの際に押印を求められることがあり、面倒だなと感じたことが少なくありませんでした。
みなさんも、このハンコは本当に必要なのかと感じたことはありませんか?署名に加えてハンコを押す意味があるのか、と考えてしまいますよね。
今回はその「脱ハンコ」による影響について、調べてみました。
目次
「脱ハンコ」賛成?反対?

契約手続きなどの場合でもサインで簡略化されることも増えてきたとはいえ、未だに押印を求められる書類は多くありますよね。
署名に加えて押印するのは二度手間ではないのかなと思うことが多かったため、今回の「脱ハンコ」の動きを待っていたという方も多いのではないでしょうか。私は仕事で書類の回覧をする際の押印は無駄だと感じていたため、この動きは嬉しいですね。
そもそも紙資源の削減のためにペーパーレス化を進めているというところもよく見かけるようになった気がしますよね。それに単純であるからこそ回数が増えると手間に感じてしまう、ハンコを押す作業が減ることで、仕事の効率化にもなるのではないでしょうか。
特に行政機関のような長時間労働が問題になっているところも多く、効率化をはかることで状況が改善するかもしれないですよね。
「脱ハンコ」ではんこ屋さんは?

歓迎する人も多いですが、脱ハンコの動きで困ってしまう人が少なからずいることも事実です。誰が困るのか…そう、はんこ屋さんです。
公益社団法人全国印商業協会に加入している店舗は、平成28年7月現在で全国で1,184店。働いている人はこの数よりもっと多いことはわかりますよね。
個人で経営しているお店や加入していない店舗があることを考えると、全国でこれだけの数のはんこ屋さんが影響を受け、もしかしたら閉店せざるを得ない状況になってしまうかも知れません。
ただでさえいまは100均で気軽にハンコが買えてしまいます。使う場面がなくなってしまうと、今まで以上にはんこ屋さんを利用する人は減ってしまうのではないでしょうか。実際、はんこ屋さんでハンコを注文したことのある人は多くないと思います。
私はちょっと変わった苗字のため、ハンコを買うときは注文になってしまいます。仕事で日常的にハンコを使用するので、数年前に一度注文して購入しました。それでも、一度ハンコを買うとそう頻繁に買い替えたり買い直したりするものではありませんよね。
注文して作ったハンコだと、適当に買ったものより大事に扱えるのと長く使えます。まだ注文してハンコを作ったことがないという方は、作ることを考えてみてくださいね。
社会人になった記念や、年齢の節目など、作るチャンスはたくさんありますよ。実印として使えるものでなくても、長く使えるものを持っておくのはきっと役に立つはずです。
はんこ屋さんでハンコを作るのは面倒?

注文したことのない人にとっては、はんこ屋さんで注文をすることのハードルが高くなっているかも知れませんが、そんなに難しいことはありません。
ハンコの素材(印材と言います)を選び、文字の書体や印影の大きさを選ぶだけで終わりです。捺印したときのサイズや書体によって受ける印象も違ってきますし、印材によって値段も変わってきます。
印材は捺印のしやすさであったり、耐久性であったりという点で違いがあります。自分の予算やどれくらいの期間使うことを想定しているのかによって選ぶのがいいかと思います。
注文となると高くなってしまうと思う人もいるかと思いますが、印材によってはリーズナブルなものもありますので、ぜひ比較してみてくださいね。
女性の場合は、結婚した後も長く使えるようにと、名前のものをひとつ持っておくと長く使える上に作り直す必要もないのでおすすめですよ。
オリジナルのハンコを作りたいときは?

そんな脱ハンコの動きがある中ではありますが、自分だけのオリジナルのハンコがほしいと思いませんか?私はまだ実印を持っていませんが、変わった印影のオリジナルのものを作りたいなと思っています。
変わった印影といっても書体などのことでなく、文字だけじゃない印影のものという意味です。実際の商品例をご紹介しますね。こちらの画像のものはお花印という名前のついたハンコです。

引用元:https://www.e-insho.com/ohana_han_top.html
文字の下にお花の透かし彫りがあって綺麗ですよね。こんなハンコなら身近に同じ苗字の人がいても、自分のものだとすぐわかります。日常的に使うハンコだからこそ、使っていて気分があがるものだと使うことが苦にならないと思います。
このお花印の場合はデザインだけでなく、印材、書体、ケースを選べるので、本当に自分だけのオリジナルのハンコを簡単につくることができますよ。スタンプ印も作れるので、気軽に使えそうですね。
脱ハンコではんこ屋さんがなくなる⁉︎はんこ屋さんでハンコを買おう|まとめ

今回は「脱ハンコ」の中でもはんこ屋さんについて注目してみましたがどうだったでしょうか。私自身は脱ハンコには賛成の立場ではありますが、はんこ屋さんがなくなってしまったり、ハンコを作るという文化がなくなってしまったりという事態は避けたいなと思っています。
そんな中でできることはハンコを作ることです。お店で直接注文することができればいいですが、難しい場合でもいまはインターネットで簡単に注文することもできます。
この記事を見ている方も、ぜひオリジナルのハンコを作ってみてくださいね。今回調べていて、私も久しぶりに新しいハンコを作りたいなと思ったので、どんなデザインのものにするか考えたい考えたいと思います。
今回ははんこ屋さんについてをメインにご紹介しましたが、脱ハンコのメリットデメリットについての記事がありますのでぜひそちらもご覧くださいね。
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