
30代のみなさん普段から貯金はしていますか?貯金はしているけど自分の貯金額って多いの?少ないの?といった疑問や、同じ世代の平均貯金額って気になりませんか?
今回は30代の独身・夫婦別の平均貯金額と、今後必要な費用ってなにがあっていくら必要か、またいろんな貯金方法のメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。
目次
30代の平均貯金っていくら?

【家計の金融行動に関する世論調査】によると30代の貯金額と株式や投資信託などの金融総資産保有額の平均は
引用:https://www.resonabank.co.jp/kojin/toshin/column/column_toshin_0005.html
となるそうです。自身の状況と比べるといかがでしょうか?
しかし、こちらはあくまで平均値で見た数値になりますが、実際には中央値という数値を重要視します。
平均値と中央値って?
平均値は″数値の合計を回答数で割った数値″になります。対して中央値とは″数値を回答数が多い順に並べた時にだいたい真ん中にくる数値″のことです。
どう違うかというと、平均値では1人だけ資産額が多い人がいるだけで全体の平均値も上がってしまうのですが、中央値ではかなり多い人やかなり少ない人を除いてだいたい真ん中の人の数値を取る為、一般貯蓄者の実態に近い数値になるのです。
では中央値で見た時の30代の平均貯金額はいくらなのでしょうか?
単身:77万円
夫婦:240万円
引用:https://www.resonabank.co.jp/kojin/toshin/column/column_toshin_0005.html
いかがでしょうか?平均値で見た時よりリアリティが出て比較しやすくなった感じがしませんか?
30代はみんな貯金しているの?
さらに調べると、全体の約4割は30代で金融資産を500万円以上保有しているそうですが、そのうち約4割は貯金額が0円という結果も出ている為、貯金している人と貯金していない人でほぼ2分していることがわかります。
貯金額0円の人もいると知って安心した人もいるのではないでしょうか?しかし生活していく上で必要な金額は人それぞれ。では次に今後必要になってくる費用について考えてみましょう。
【単身・夫婦共通】必要な費用とは?

ここからは個人差はありますが、単身・夫婦共通に今後必要となってくる可能性のある費用について抑えておきましょう。
結婚にかかる費用
【ゼクシィ結婚トレンド調査】によると挙式や披露宴にかかった総額は平均で
約354万9000円
引用:https://souken.zexy.net/research_news/trend.html
になるそうです。招待客や料理、引き出物によってはかなり幅があることでしょう。
また御祝儀の総額は平均で約224万円になるそうなので、自己負担額は149万5000円、夫婦で半分ずつ負担するなら約75万となります。
出産にかかる費用
【公益社団法人国民健康保険中央会】によると妊婦合計負担平均額は
約51万円
引用:https://www.kokuho.or.jp/statistics/birth/index.html
となります。内訳としては入院料・室料・分娩費・検査・薬剤料・処置・手当料の合計となります。
出産前には産着やおむつ、ベビーベッドや乳母車なども揃えるためまた別にお金がかかります。
ただ、出産すると原則として健康保険料から42万円の出産一時金がもらえますが、それだけでは賄いきれない可能性もあるでしょう。
子供の教育資金
子供の教育資金は進学コースによっても差がありますが、子供一人当たりにかかる平均資金は
約1000〜2000万円
引用:https://www.resonabank.co.jp/kojin/toshin/column/column_toshin_0005.html
と言われています。
もっと具体的に教育資金の例として、保育園から高等学校まで公立に通い大学は私立校に通う場合で教育資金平均総額が1000万円となります。
教育資金は子供1人でも大きな金額となる為、早い段階で貯金を始めることが大事になってきます。
住宅購入資金
住宅購入者の平均購入価格は
建売住宅:約3442万円
マンション:約4437万円
引用:https://www.resonabank.co.jp/kojin/toshin/column/column_toshin_0005.html
となります。エリアや新築・中古によってもかなり異なるので物件価格の相場を把握し、より計画的に準備する必要がありそうです。
老後資金
いつから″老後″となるのかの基準ですが、経済面に関して生活資金として預貯金や年金などを使い始める時期を指すことが多いようです。
夫65歳以上、妻60歳以上の無職夫婦では公的年金以外で
約1300〜2000万
引用:https://www.resonabank.co.jp/kojin/toshin/column/column_toshin_0005.html
程度の老後資金が必要とされているそうです。現役時代の働き方や収入によって受給できる公的年金額は異なるので、堅実な貯金をしていく必要がありそうですね。
緊急予備資金
緊急予備資金とは、病気で働けなくなる場合や会社の倒産で収入が途絶える場合に、生活を見直す必要がある資金のことを言います。
緊急予備資金の目安としては3〜6ヶ月、余裕を持って6ヶ月〜1年分として1ヶ月の生活費を20万円とした場合、最低でも60万円、可能であれば120万円ほど貯金しておくと安心です。
人生の三大資金とは?
″教育資金″ ″住宅購入資金″ ″老後資金″ は人生の3大資金と言われていますが、″教育資金″と″住宅購入資金″は重なる場合が多くみられます。
この3大資金に関しては早いうちから計画的に貯金をすることがオススメです。
30代で今から貯金する方法をご紹介します

ここまで見て30代でこれから貯金を始めたい、またもっと貯金額を増やしたいと思った方も少なくないでしょう。
最後に3つの貯金方法とそれぞれのメリット・デメリットを紹介しますので、ぜひ今後の貯金の参考にしてみてください。
積立式定期預金
積立式定期預金とは、毎月自動的に預金口座から定期預金口座にお金が積み立てられる仕組みの事です。
メリット
・コツコツと貯めやすい
・普通預金よりも少し金利が高い場合が多い
・すぐに降ろす事が可能で緊急でも対応できる
デメリット
・貯蓄型保険や投資信託に比べて利益割合が良くない場合がある
詳しくはこちら➡︎積立式定期預金
iDeCo個人方確定拠出年金

iDeCo個人方確定拠出年金とは任意で加入申し込みをして、老後資金を貯める私的年金制度の事です。
具体的には定期預金・保険商品・投資信託の中から商品を選び、法律で定められている上限範囲で毎月の賭け金を積み立てて運用します。
メリット
・積立てた金額は全て所得控除の対象となる
・運用益が非課税となる
・受取時に公的年金控除(年金として受け取る場合)または退職控除(一時金の場合)が適用され所得税が軽減される
デメリット
・積み立てたお金は原則60歳まで引き出せない
・iDeCo専用口座の開設維持に手数料がかかる
詳しくはこちら➡︎ りそなのiDeCo
つみたてNISA

つみたてNISAとは年間40万円の範囲内で、国が定めた基準を満たした投資信託商品を購入し積み立てていくと、最長20年に渡って分配金や売却した時の利益が非課税になる制度のことです。
メリット
・少額で投資をスタートできる
・毎月自動積み立てされるため値動きを見て購入のタイミングを計る必要性がない
・安定的な資産形成を目指す投資信託がラインナップされている
デメリット
・売却しても一度使ったつみたてNISAの投資枠は再利用できない
・1人1口座に限定されている為、金融機関で1つしか利用できない
詳しくはこちら➡︎りそなのつみたてNISA
以上3つの貯金方法を紹介しましたが、自分に合った貯金方法があると思いますのでどの方法があっているのかこちらを参考に探してみてはいかがでしょうか。
30代の平均貯金額っていくら?必要な貯金額と賢い貯金の方法とは?まとめ

ここまで30代の平均貯金額、30代で今後必要になってくる資金、3つの貯蓄方法を紹介してきました。
ライフスタイルは人それぞれにはなりますが、やはり貯金があることに越したことはないかと思います。3大資金は難しくても緊急予備資金だけでも貯金しておきたいです。
この記事を参考に30代のみなさまも今一度ご自身の貯金について見直してみましょう。
今の収入では貯金に回せる金額が少ないといった方は、副業という方法で収入自体を増やすといった手もあります。今のご時世YouTubeといった誰でも一攫千金を狙えるツールもありますので、下記の記事を参考にみなさまも副業を始めてみてはいかがでしょうか。
単身:貯金額176万円 総資産額359万円
夫婦:貯金額266万円 総資産額529万円