持続化給付金の不正受給は犯罪!罰則を受けるとどうなるの⁉︎

持続化給付金の不正受給、という言葉をよく聞くなあと思いませんか?

不正受給をした本人だけでなく、不正受給の手助けをした人が逮捕されたという事案も発生しているようです。

そもそも持続化給付金とは、中小企業や個人事業主が対象でコロナウイルスの影響で減少した売上のための給付金です。サラリーマンや主婦、学生は対象にはならないのです。

持続化給付金を不正受給とは何か?不正受給した場合の罰則などについて調べてみました。

 



持続化給付金ってなんだっけ?

「持続化給付金」とは5月1日から申請を受け付けている政府の支援金制度の一つです。

コロナウィルスによる緊急事態宣言などの影響で休業を余儀なくされるなど、前年同月比の売上が50%以上減少した中小企業や小規模事業者、フリーランスを含む個人事業主などが対象とされています。

給付額は中小企業は最大200万円、個人事業主の場合は最大100万円です。

給付額の計算
(給付額=全年総売上(事業収入)ー(前年同月比▲50%月の売上×12月))

申請受付は電子申請を基本としていますが、電子申請ができない人向けに全国にサポート会場が設置されています。

申請する前に気をつけたいのは、売上の減少がコロナウイルスに起因するものでなくてはならず、サラリーマンであったり、主婦、学生である場合は受給することができません。

不正受給した際の罰則については当初から周知されていたため、知らなかったは通用しません

 

不正受給って…つまりどういうこと?

この持続化給付金の対象者は、中小企業や個人事業主です。つまり税務署に開業届を出し、確定申告をしている人が対象であるということです。

確定申告を行なっていても、配偶者や保護者の扶養に入っていたり、職場で年末調整をしてもらっていたりするような人は対象外。不正受給とは、受給対象でないはずの人が対象者であるかのように書類を作成・提出し、もらえないはずだった給付金を受け取っているということになります。

もちろん、対象である個人事業主であったとしても、売上にコロナウイルスの影響がなかった人は申請することができません。少しずつこのようなニュースをよく目にするようになったと思いますが、それだけ不正と思われるものが多かったということだと思います。

・不正受給の罰則は?

罰則は、年間3%の利息及び給付額の20%が加算されます。もし上限の100万円を受け取っていた場合、延滞金1万5000円と20%相当の20万円が加算され、21万5000円を追加で払わなくてはならなくなります。

自己申告しないと、返還しなければならない金額が増えてしまうということです。

それだけでなく、社名であったり、実名を公表されてしまうかも知れません。ニュースなどで自分の名前が流れてしまうのは怖いですよね。いいことであれば別ですが、この場合は「犯罪者」として報道されてしまう可能性があります。

すでに申請して受け取ってしまったという方は、すぐにでも持続化給付金事務局へご連絡ください。自己申告すれば罰則はありません!

8月31日までに申請された場合は(012-115-570)、9月1日以降に申請された場合は(0120-279-292)に電話してください。

 



不正受給してしまったかも…

対象となる個人事情主じゃないのに、不正受給してしまった…という人は今すぐ持続化給付金事務局へ連絡してください

自己申告しなかった場合、詐欺の時効は7年ありますので、今後7年間、税務署などから指摘を受けないかびくびくして過ごさないといけないことになりますよ。

自己申告した場合は給付金の返還だけで済みますが、指摘されるまで何もせずにいたら、先程も記載しましたが利息と2割加算の金額を払うことになります。どちらがいいか…考えなくてもわかりますよね?

不正受給には何のメリットはありません。

・提出した書類の修正は?

給付金の申請をしたということは、虚偽の確定申告書などを事務局に提出したということになりますね。もし誰かに声をかけられて申請した場合は見知らぬ人のところで個人情報が渡っている可能性があります。

これらは全く別の問題であり、それぞれに対処が必要になってきます。確定申告書については税務署に連絡してみるといいかと思います。

個人情報については、渡した当人と連絡がつけば処分を頼めるかも知れませんが、連絡がつかない場合は諦めるしかない可能性もあります。

 

これから申請がしたい場合は?

給付金の申請は2021年1月15日まで可能です。給付対象だけど申請がまだという方は必要書類等を確認の上申請してくださいね。

9月から運営事務局が変わったためか申請ページもオレンジ色のものに変更されています。噂に過ぎませんが、審査が厳しくなったという声もあり、審査途中に人に追加で書類提出を依頼することもあるようです。

また、このような状況なので、事業実態があったのか、受給済みの人に確認があるかも知れませんし、場合によっては、用途についての確認が入る可能性もあるかも知れないですね。

 



持続化給付金の不正受給は犯罪だった⁉︎罰則はどうなってる?|まとめ

さて、持続化給付金の不正受給とその罰則について調べてきましたが、どうでしたか?悪いことはするものじゃないって思いませんでしたか?私は思いました(笑)

罰則は大きく分けて三つでしたね。

持続化給付金の不正受給の罰則
・年間3%の利息

・給付額の20%加算した金額での返還

・社名、実名公表の可能性

このほかにも、悪質だと判断された場合には刑事告発される可能性もあり、10年以下の懲役を課せられるかも知れません。罰則が厳しいと思いますか?

はっきりいうと、持続化給付金の不正受給は犯罪です。申請をする前に、自分が本当に対象なのかどうかをしっかり確認してくださいね。

 

今回調べたのは持続化給付金の不正受給ついてでしたが、これからの時期にさらに注意が必要となってくるコロナウイルスとインフルエンザについての記事がありますので、ぜひそちらもご覧くださいね。

コロナとインフルは同時感染するのか?感染した時の症状を解説

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