新型ブニヤウイルス|感染経路をしっかりと把握して対策しよう

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新型ブニヤウイルスというものはご存知でしょうか?

コロナじゃないですよ。ブニヤです。

実はそのウイルス、致死率が30%と非常に高く、治療できる薬もないんです。

危険度で言えばコロナ以上かもしれません。

しかし、感染経路を理解してしっかいと対策をしておけばかかる確率は大きく下げられます。

この記事では新型ブニヤウイルスの感染経路とその対策を紹介しているのでぜひご覧ください。



新型ブニヤウイルスの致死率、かかりやすい年代

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上の表を見ると新型ブニヤウイルスにかかりやすのも死亡率が高いのも50、60代以上の人たちということがわかります。

免疫の強さの違いなのでしょうか。若い年代の死亡率は0ですね。

表では感染者数の合計517人に対して死亡例70人と冒頭で紹介した致死率よりも低くなっています画像に小さく書いてあるように後日死亡例が増加すると考えれれるので実際の死亡率はこの表よりももう少し高く見積もられます。

個人的な意見になりますが、高齢者は免疫が弱いことに加えて農作業や畑作業などマダニに刺されやすい環境下に身をおいていることも感染者が他の年代と比べて多い原因なのではないかと思われます。

まとめると新型ブニヤウイルスに感染しやすい人の特徴は、

  1. 西日本に住んでいる
  2. 高齢者
  3. 草むらや山などマダニのいそうなところによく行く

以上の3つになります。

新型ブニヤウイルスの感染経路

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新型ブニヤウイルスの感染経路はマダニ、ヒト、ペットの3つです。

感染経路としてはやはりマダニがメインですがヒトからヒトへの感染も警戒しなければいけません。

ペットに関しては正直レアケースなのでこういうこともあるんだーくらいの認識でかまいません。

マダニにかまれる

マダニが新型ブニヤウイルスを持っている確率は0~数%と言われています。

100人がマダニにかまれたらそのうちの0~2人が感染する計算です。

致死率を30%と見積もったとしてもマダニに刺された3人の内1人なのでマダニに刺されたとき新型ブニヤウイルス(SFTSウイルス)で亡くなる確率は多めに見積もっても1/200程度ということになります。

春から秋にかけてマダニの活動が活発になるので外出時は注意が必要です。

次に新型ブニヤウイルスにかかりやすい地域を見ていきましょう。

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上の画像を見ると西日本を中心に特に四国、中国、九州地方の南の地域での症例が多いことがわかります。

どうやら西日本のマダニや動物は東側と比べてSFTSウイルスをもっている割合が高いからだとか。(関東以北はほぼ0らしい)

該当する地域で趣味がアウトドアだったり農作業、畑作業、庭の手入れなんかをしている人は特に気を付けた方がいいですね。

ブニヤウイルスの発生する地域は東側に拡大しつつあるので近くの県でも注意が必要です。

ヒトの体液

新型ブニヤウイルスはダニからの感染がメインですが人から人へ体液をとおして感染することもあります。

体液というのは唾液や血、汗など人間の体で分泌される液体のことですね。

実際に中国では1人の感染した家族から3人に感染し、計4人の家族が感染したという事例もあります。

ペット

イヌの散歩中なんかにマダニがついたりします。

ペットについたマダニに飼い主がかまれたり、マダニがペットを噛んでペットが感染してしまうことも。

また、新型ブニヤウイルス(SFTS)に感染したペットに飼い主がかまれて発症したというケースもあります。

実際にペットからヒトへ感染した事例

ただ、このパターンの感染はかなり珍しいものなので記憶の片隅にとどめておく程度で問題ないかと思います。



新型ブニヤウイルスへの対策

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お待たせしました。

感染経路がわかったら後は対策をするだけです。

それでは見ていきましょう。

マダニ

自然の多い場所に出る必要があるときはマダニに刺されない服装をしましょう。

 

例えば、長袖長ズボン、首にはタオルを巻いて露出している部位には虫よけスプレーを吹くといいですね。

虫よけスプレーはディート、もしくはイカリジンという成分が入っているものがマダニに有効とのことです。

 

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もし刺されたら無理に引き抜かずに医療機関を受診しましょう。

ムリに引き抜くとマダニの体液を逆流させてしまったりマダニの口器の部分が体の中に残ってしまいかえって感染のリスクが上がってしまいます。

ヒト

感染の恐れのある人との接触を避けましょう。

家族に感染の可能性があると思ったら出血した血や汗への接触を避けてすぐに病院へ連れていくのが無難です。

様子を見て看病する、というのは家族内感染の確率を上げてしまいます。

ペット

ペットにマダニがついてしまったら人間と同じように無理に引き抜くのではなく動物病院でとってもらいましょう。

動物病院に行くとマダニを取ってもらえるだけでなくマダニ駆除、対策の薬を処方してもらえます。

もちろんペットがマダニにかまれないように予防することも大切です。

ダニを予防できるお薬も市販で売っています。

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おまけ 感染経路をなくす最終手段

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ひきこもりましょう(笑)。

今はコロナもありますし感染症を警戒するなら外出の機会を減らすのが手っ取り早い予防策だったりします。

漫画を読むなりゲームをするなり読書をするなりスマホとPCがあればいくらでも自宅でエンジョイできます。

今の時期は珍しく外出の少ない人が偉いといわれる状況です。

言ってしまえば「大ひきこもり時代」といったかんじでしょうか。

胸を張って「最近外出てないんです!」と言える今このうちにインドアライフを満喫するのも悪くない選択だと思います。



新型ブニヤウイルス|感染経路をしっかりと把握して対策しよう:まとめ

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

新型ブニヤウイルスは常日頃から気を付けていれば感染リスクを大きく減らせる病気です。

しっかりと予防して安心して冬を迎えたいですね。

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