皆さん、昆虫食と言えば最初に思い浮かぶのはどんなものでしょうか?私は、ゲテモノ料理が最初に浮かびました。Youtubeなどでもいろんなゲテモノ料理が紹介されていますよね?見た目にも気持ち悪いものが多くあります。
ですが、この記事では昆虫食のメリットやリスクを紹介するとともに、見た目もよく美味しく加工している昆虫食を取り扱う日本企業様のご紹介をさせていただきます。
昆虫食が注目されている理由
国際連合食糧農業機関(FAO)が2013年、食糧問題の解決策のひとつとして、昆虫を食用としたり、家畜の飼料にしたりすることを推奨する報告書を公表したことがきっかけとして昆虫食が注目されています。
世界中の食の識者の投票によって決まるレストランランキング「世界のベストレストラン50」で2010年から4年連続で第1位に選出されたデンマークのレストランノーマが、食材としてアリを用いていることも話題になりました。
昆虫には良質なタンパク質と脂肪、カルシウム、繊維、鉄、マグネシウムなどの栄養素が多く含まれ、栄養価が高いといいます。世界で食べられている昆虫類は2000種類。
私は世界でこんなにも多くの昆虫が食されている事に驚きました。日本で取り扱われている昆虫はまだまだ少ないのでもっと流通してくれるといいですね。といっても、私は一度も食したことはないのですが…。
昆虫食のメリットは?

環境的利点
家畜(牛、豚、鶏)と比べて昆虫(バッタ、ミルワーム)は1㎏育てるのに必要な土地、エサ、水の量が半分以下で済むという利点があります。また、昆虫の方が家畜よりも温室効果ガスやアンモニアの排出も少なくて済むという報告もあります。
健康的利点
昆虫食の栄養については、幅広く様々な種類の昆虫がいるため、大きなばらつきがあります。また、同じ種でも幼虫・蛹・成虫といった成長段階での違いや、調理方法による差異もあるようです。
多くの昆虫食は十分な量のエネルギーとタンパク質・アミノ酸を含んでおり、不飽和脂肪酸(植物や魚に多く含まれるもの)が多く、微量栄養素(銅、鉄、マグネシウム、マンガン、リン、セレン、亜鉛、ビタミンB2、パントテン酸、ビオチン、)も豊富です。
他にも、食用として市販されているバッタ・カイコ・コオロギがオレンジジュースよりも高い抗酸化作用を持つことなどが示されたようです。このことから、昆虫食は心臓病・糖尿病・がんの予防などに役立つ可能性も考えられます。
社会的・生計的利点
昆虫を採集したり養殖飼育したりすることは、生計多様化の一策になりえます。野生の昆虫は直接、簡単に採集でき、養殖のための基本的な道具に必要な資本も最低限ですみます。土地を所有しない貧困な人々にもできることです。
こうした活動は食生活を直接的に向上させ、余剰生産物の路上販売は収入源にもなりえます。昆虫の採集や養殖は、先進国でも発展途上国でも企業する機会になります。昆虫はとても簡単に飼料や食材に加工でき、全体を食べられる昆虫もあります。
このように様々なメリットがあります。私は心臓病・糖尿病・がんの予防にもなるというメリットに目を惹かれました。病気予防の為に昆虫を食すのもいいかもしれませんね。
リスク
昆虫は、他の動物と同様、細菌・ウイルス・菌類・原生動物などを保有している可能性があります。他の動物由来の食品(肉や魚など)と同じように、加熱、殺菌など適切な調理・処理を行うことで、微生物により人が病気に感染するリスクなどは十分に抑えられるといいます。
昆虫に限った話ではありませんが、特に野外で生物を採集して食べる場合には、周辺で農薬や殺虫剤が使われていないことを確認するなど、注意が必要です。飼育昆虫は、適切な衛生管理によってリスクは抑えられると考えられます。
また、昆虫はカニやエビなどの甲殻類に近い種族であるため、甲殻類アレルギーの発作がでる可能性があります。
安全性を確保してから食べる必要があるため、加熱調理をすることは必須条件です(生で食べられる種類もあります)。さらには死後腐敗しやすい特性があるため、死んでいる虫を拾って調理するのも危険です。
基本的には、清潔で衛生的な環境で飼育していれば問題はなく、病気や寄生虫が人間に伝染したという事例はありません。
このように、様々なリスクがあげられています。調理したからといって見た目はお世辞にも良いとはいえません…。先入観から不味いや苦い、気持ち悪いと思う方は多いのではないでしょうか?ですが、それ以上にメリットが多いのも事実。私も機会があれば一度食べてみたいものです。
昆虫食を取り扱う日本企業3選
最後に昆虫を加工して取り扱う日本企業のご紹介をします。様々な加工をして見た目の気持ち悪さをクリアしより美味しく食べられる食品を提供しているおススメの企業様になります。
引用:BugMo公式HP
コオロギを使用したプロテインバーを開発したBugMo
コオロギの肉を使ったプロテインバーを開発されたBugooMoは、「昆虫で、誰も傷つかない食の生産システムを世界中に」をビジョンに、2018年に設立されました。牛肉、鶏肉、豚肉、そして昆虫食も食の選択肢に入れてもらえることを願った会社名になります。(Bug「虫」+Mo「も」)
引用:Bugoom公式HP
日本サプリメントフーズの昆虫食ブランドBugoom
Bugoomは、栄養成分や各種成分の分析検査をはじめとし、重金属、ヒ素といった有害物質分析および検査等、残留農薬検査など様々な試験検査を行い、「安心で高品質な原料」をお届けしている信頼できる会社です。
引用:TAKEO公式HP
昆虫食の通販ショップTAKEO
TAKEOは、昆虫を食する新しい暮らしを創るべく、昆虫食を専門とした事業を行う会社です。「食として楽しむ」ということを1番に考え、その思いを大切にし2016年に設立されました。
どの企業様も美味しそうな商品ばかりで調べていてお腹が空いてきましたw私の祖母がコオロギの佃煮など、昆虫を冷蔵庫に入れたりしていたので昆虫食と言えば、気持ち悪いものしかないのかと思っていました。
ですが、そんな事はないんですね。こんなに多くの会社が様々な加工をして美味しいものの提供をしているということに驚きです。調べるとまだまだたくさんの企業様がでてきたのでそれはまたの機会に…。
まとめ
私は今まで昆虫食というものに全く興味がありませんでした。Youtubeのゲテモノ動画を見るくらいで食べようとも思っていませんでした。
ですが、そのまま調理して食べるだけではなくうどんやプロテインバーなどの加工が既にされているものがあることを知り少し食べてみようかなと思いました。皆さんもこの機会にぜひ食べてみてください♪
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