
赤ちゃんの体重の変化、急に増えたり、全然増えなかったりしたら心配になりますよね?何か病気なのかな?将来太っちゃうのかな?よその子と比べて家の子は全然体重が増えないのはなんで?等々…。
もしかしてそれって病気かもしれません。知らず知らずの内に病気になっていてその事に気付くのが遅れて赤ちゃんに万が一の事があるかも…。そんな事にならないように日頃から赤ちゃんのチェックは大事です。1ヶ月検診等定期的に病院で診てもらっているから大丈夫という事はありません。
何より赤ちゃんの成長は嬉しくて毎日チェックしたくなっちゃいますよね。なのでこの記事では赤ちゃんの一日の体重の変化と病気や対処法をご紹介させていただきます。
目次
赤ちゃんの1日の体重の増加量って?

生後0~3ヶ月の体重増加は1日25~30g、3~6ヶ月になると15~20g、6~12ヶ月だと10~15gと増加ペースは緩やかになっていきます。個人差はありますので多少の差は気にしなくてもいいそうです。
生後3ヶ月までの体重増加の目安は1日25~30gとされているため、1日に平均20g未満しか増えていないようであれば、一度小児科で診てもらいましょう。全く体重が増えなかったり、途中から体重の増加量が明らかに少なくなってきた場合は、母乳の栄養不足や母乳の量が少ない事もかんがえられます。
また、赤ちゃんの動きも体重に影響を及ぼします。よく動く赤ちゃんは消費カロリーが多く、たくさん授乳しても体重があまり増えない傾向にあります。体をよく動かすのは元気な証拠です。こういうタイプの赤ちゃんはミルクや母乳の飲みがよく、うんちがよく出ている事が多いようです。
発育曲線って?
発育曲線とは男の子と女の子別に乳児身体発育曲線と幼児身体発育曲線が母子手帳に載っています。乳児発育曲線は出生から1歳になるまで、月齢ごとに身長、体重の標準的な発育の目安を知る事ができるもの。幼児身体発育曲線は1歳から6歳までを対象にしたグラフです。
子供の平均体重とは?

年齢 | 体重 | 年齢 | 体重 |
新生児 | 2.98㎏ | 生後6ヶ月~7ヶ月未満 | 8.01㎏ |
生後1ヶ月~2ヶ月未満 | 4.78㎏ | 生後7ヶ月~8ヶ月未満 | 8.30㎏ |
生後2ヶ月~3ヶ月未満 | 5.83㎏ | 生後8ヵ月~9ヵ月未満 | 8.53㎏ |
生後3ヶ月~4ヶ月未満 | 6.63㎏ | 生後9ヵ月~10ヶ月未満 | 8.73㎏ |
生後4ヶ月~5ヶ月未満 | 7.22㎏ | 生後10ヶ月~11ヶ月未満 | 8.91㎏ |
生後5ヶ月~6ヶ月未満 | 7.67㎏ | 生後11ヶ月~12ヶ月未満 | 9.09㎏ |
このように赤ちゃんは1年で約6㎏体重が増加します。平均なので多少の違いであれば問題はないのですが体重が平均よりも大きく上回る場合、少なすぎる場合はなにかしらの対策が必要になってきます。
体重が増えない原因

1~3ヶ月の体重増加不良でもっとも多いのは、哺乳のしかた問題です。小さく生まれた赤ちゃんは、哺乳の仕方が下手で、上手く吸えていない事もあります。息継ぎが下手で苦しくなってしまう赤ちゃんもいます。
母乳の出が悪くてそれに気付かず体重が増えない事もあるそうです。哺乳後2時間も立たずに泣いてしまう場合は、母乳の不足かもしれません。その時にはミルクを足してあげましょう。
哺乳瓶の吸い口にも問題がある場合があり、出すぎたらむせてしまうし、出が悪いと吸っていて疲れてしまうので赤ちゃんが吸うのをやめてしまう事もあります。哺乳瓶を真下に向けて、ぽたぽたとゆっくり落ちるくらいが適切です。
体重が増えない原因として、家庭環境の混乱(虐待、親の精神障害、貧困)により、常に栄養のある食事が十分に与えられていない可能性があります。子供の食欲が減退し、あまり飲まなくなる可能性もあります。その他にも、親が乳児の授乳方法を理解していない、ミルクの作り方が適切でない場合もあります。
また、病気が発育不良の原因になっていることも…。
風邪気味等で噛んだり、飲みこむ事が難しいといった小さな病気が原因となる場合もあります。何か異変を感じたらすぐに小児科で診てもらいましょう。
体重が増えない場合の対処法!!

母乳が足りていない場合は、一時的にミルクを足す混合授乳をしましょう。母乳の回数を減らすとおっぱいの出が悪くなってしまうので、足りない分だけをミルクで補うようにしましょう。ミルクをよく飲むのに吐いたり、ぐずったりするときはミルクの足しすぎなので少しずつ調整します。
赤ちゃんが吐くときの対策
吐いても、赤ちゃんが元気で体重も増加傾向にありおしっこが1日に6~7回以上出ているのであれば心配はありません。しかし、噴水のように吐き出す嘔吐を何度も繰り返し、体重が増えない場合は病気の場合があります。
胃の出口にある筋肉が一時的に分厚くなる事で胃の出口が狭められ、ミルクや母乳が胃の中に停滞してしまうのです。脱水に陥る場合もあるので、嘔吐を繰り返すようなら早めに小児科で診てもらいましょう。
NGな授乳方法と正しい授乳方法

不適切な授乳方法で母乳が出ない場合があります。
NGな授乳例
赤ちゃんの顔の向きと身体の向きが違う
正しい姿勢で抱っこしているつもりでも、赤ちゃんの首がねじれていてはダメです。例えば、顔はおっぱいを向いているのに身体は仰向けになっているような状態です。赤ちゃんの姿勢が悪いと、うまく飲めないだけでなく乳首を傷つける原因にもなります。
ママと赤ちゃんの身体が離れている
ママと赤ちゃんの身体が離れていると、赤ちゃんが乳首を深くくわえられないので、うまく飲めません。
間違った授乳姿勢のリスク!!
授乳姿勢が正しくないと、赤ちゃんが上手に飲めないだけでなく、乳首に傷がついたり、痛みを伴うなど、ママの身体にも悪影響を及ぼします。痛みがあると上手く授乳ができなくなり、場合によっては当分授乳を休まざるをえなくなることもあります。
その際にしっかり対処できないと最悪の場合乳腺炎を引き起こす事もあります。間違った授乳方法にはこのようなリスクがあります。
正しい授乳方法
それでは、正しい授乳方法とは何か?チェックポイントがいくつかあるので確認していきましょう。
(1)赤ちゃんの顔と乳頭が向かい合っている
(2)赤ちゃんの顔・肩・腰がねじれていなくまっすぐである
(3)赤ちゃんとママのおなかが向かい合い、密着している
(4)赤ちゃんの体全体を支えられている
以上の4点がしっかりできているか確認してください。正しい授乳の仕方をする事で赤ちゃんも満足しておっぱいを飲んでくれます。子育てでストレスが溜まる人は多いのではないでしょうか?
少しの知識とやり方次第で、そのストレスも軽減してくれるので少しずつやり方を覚えていきましょう。何より、成長とともにいろんな表情をしてくれる赤ちゃんが可愛くて仕方がないママさんの方が断然多いと思いますけどね。
まとめ

子供の成長はママにとって何より嬉しいものですよね。ですが、まだ小さい赤ちゃんには病気のリスクも非常に高くなっています。泣くことでしか表現できない赤ちゃんの異常に一早く気付いてあげられる様に毎日のチェックは大切になってきます。
赤ちゃんもママも学ぶ事は多いと思いますが、子供と一緒に成長していきましょう。
成長とともに増えていく表現に嬉しくなっていくので辛いことも多くありますが頑張っていきましょう。生後1ヶ月~2ヶ月未満 生後6ヶ月~7ヶ月未満
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