
コロナウィルスが、世界中で猛威を振るっています。
次々と感染者増加やイベント中止などの新しい情報は出てきますが
収束に向けての明るいニュースが一向に出てこず、暗い気持ちになる日々です。
今回の新型コロナウィルス感染症初期症状は
- 喉の痛み
- 5℃程度の発熱が4日以上続く
- 倦怠感、息苦しさ
- 長引く咳
とされていています。
これらの初期症状は、従来の風邪やインフルエンザとの違いが分かりづらく
ちょっと喉が痛いくらいでも「コロナ?!」と思ってしまったりします。
目次
コロナウィルス当初確認されていた症状

2月に話題となっていた、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」でのデータによると
コロナウィルスの多かった症状は
- 発熱
- 咳
- 鼻汁、頻呼吸
の順との事です。
この中で注目したいのが「頻呼吸」。
「頻呼吸」とは
概ね1分に25回以上の早い呼吸のことを指し
酸素不足で息切れしている状態を指します。
季節性のインフルエンザや、花粉症、通常の風邪ではみられない症状
なので、コロナウィルスの特異的なものと言えるでしょう。
しかし、このような初期症状があったとしても
直近の海外渡航歴、海外からの帰国者との接触がなければ
どれだけ症状が続いていたとしても、コロナ検査(PCR検査)は受けられません。
基礎疾患があると言っても、かなり検査をしてもらえるのは難しいようです。
コロナウィルス初期症状がでて、検査受けたらどうする?

粘ってねばって検査を受けられ、その結果「陽性」となったところで
自分がコロナ「陽性」であるとの自覚の上で行動でき
周りへの感染拡大を防ぐことはできますが
コロナウィルスの治療薬は、今のところないので自宅療養。
入院しても対処療法しか手立てはありません。
いまは、院内感染の危険もあるので
病院に行く=リスクの高い行動
ということになるのかもしれません。

現在、既存の薬の「アビガン」(ファビピラビル)が有効
と期待され、実際治療に使われだしているようです。
「すでに承認された薬で、
国内で十分に量も確保できるので、重篤もしくは、重症化しやすい患者に積極的に使用すべき」
と言われる一方で
「本来、早期に発見・診断し治療を進める際に使われる薬なので
重篤な患者ではなく、早期発見の軽い症状の患者治療に使うべき」
などとの意見もあり
未だコロナウィルスの治療薬として、広く使われると言った段階ではないようです。
コロナウィルス新たにわかった初期症状

そんななかで
プロ野球、阪神の藤浪選手が
「味噌汁や、コーヒーの味がしない。味覚や嗅覚がおかしい」
と気づき、チームドクターに相談。
当初は季節性のアレルギー反応と診られたましたが
「味覚、嗅覚異常はコロナの初期症状かもしれない」
という情報がありPCR検査を受けた結果
陽性反応がでた、という報道がありました。
藤浪選手は、この初期症状を世間に知ってもらうために
PCR検査の結果を、実名で報道されることを希望したとのことです。
一流選手が、実名で自分の症状を発信していたため
味覚・嗅覚異常が、新たなコロナ初期症状の可能性として
広く認知されることになりました。
その後、同じような症状を訴え、PCR検査を受けた結果
陽性反応が出た事例が日々発表されています。
この味覚・聴覚異常は、インフルエンザではあまり言われてこなかったことなので
コロナかどうかを疑う際に、大きな判断基準になると思われます。
【味覚障害】とは
- 「量的障害」: 甘味・塩味・酸味・苦味・旨味
といった味覚に異常が現れ、この味覚そのものを感じにくくなる。ひどいと全く味を感じなくなる。
- 「質的障害」ある味覚だけ感じなくなる。本来の味とは違った味がし、何を食べても嫌な味がする
といった2つがあります。
原因としては
亜鉛不足、薬の副作用、心因性、全身性疾患などが考えられます。
【嗅覚障害】とは
においを感じる経路のどこかに障害が起こって匂いを感じにくい、もしくは、感じなくなる症状のことです。
このにおいがわからないと、「味」もわかりにくくなるため
味覚と嗅覚のどちらかだけの異常は考えづらく
2つの感覚は、密接な関係があると言えます。
今回は、藤浪選手も訴えていたように
・味噌汁やコーヒーの味がしない
・激辛のはずの麻婆豆腐を何の抵抗もなく食べてしまった
・何を食べても味がしない、何を食べたかわからない
といったことを体験した方が多くいるようです。

今回のように有名人が
味覚・聴覚障害を訴えて陽性反応が出たことで
各所に問い合わせが殺到しているようです。
現状、味覚・嗅覚異常があるだけでは
PCR検査は受けられません。
コロナウィルスの初期症状で味覚に障害が!まとめ

味覚障害自体は、従来の風邪でも起こりうることですが
今回のコロナ初期症状では
鼻づまりもないし、発熱もないのに
味覚だけおかしい?
などと、言われています。
自分の症状をよく見極め、冷静に対応するようにしたいものです。
疑わしい症状がある場合は、できる限り外との接触を減らし
感染拡大させないよう、ひとりひとり心がけましょう
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