いまだに耳にしない日はないコロナ関連のニュース。
この流行を終わらせるための頼みの綱であるワクチン接種が日本でも始まりました。
しかしSNSではワクチンを危険視する声を多数見かけます。
希望の光となるはずだった今回のワクチンですが「打ちたくない人」が増えているようです。
このような声がなぜあがっているのでしょうか。
それはコロナワクチンの性質が大きく関与していました。
コロナワクチンのことを知って自分にとって一番良い選択を一緒に考えましょう。
目次
コロナワクチンとは

現在日本で摂取が可能なコロナワクチンは2種類あります。
ファイザー社とモデルナ社のワクチンで、いずれもmRNAワクチンとよばれるものです。
mRNAワクチンとは

病原体(コロナウイルス)の遺伝情報=mRNA(設計図)が入ったワクチンです。
これを人に注射すると、設計図を元に体内では「病原体のたんぱく質」が作られます。
そのたんぱく質を体が「異物」であると認識して抗体を作り出し、免疫ができるという仕組みです。
摂取回数
いずれも2回に分けて摂取すると効果的といわれています。
- ファイザー社のワクチン
1回目の接種から3週間後に2回目を接種します。
- モデルナ社のワクチン
1回目の接種から4週間後に2回目を接種します。
コロナワクチンを打ちたくない人

日本では今年の2月からワクチン接種が始まっています。
しかし他国の先進国と比べワクチン接種率が伸び悩んでいるようです。
2021年2月に国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターでコロナワクチンに関するインターネット調査が実施されました。
全国すべての都道府県から集まった2万6000人の対象者のうち、コロナワクチンを打ちたくない人の割合は以下です。

引用元:国立精神・神経医療得研究センター
コロナワクチン打ちたくない人の理由① 副反応

先ほどのコロナワクチン忌避者がワクチンを打ちたくない理由を以下のように回答しています。

引用元:国立精神・神経医療得研究センター
コロナワクチン打ちたくない人の理由、第一位は他と圧倒的な差をつけて「副反応が心配だから」でした。
コロナワクチンの副反応
厚生労働省ではこれまでにワクチン接種後にみられた副反応として、注射した部分の痛み・疲労・頭痛・筋肉や関節の痛み・寒気・下痢・発熱等をあげています。

引用元:厚生労働省
いずれの症状も接種後数日以内に回復しているようです。
心配なのはまれに発生するというアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)です。
現時点で100万回接種あたりファイザー製で7件、モデルナ製で1件のアナフィラキシーが起きています。
厚生労働省はこの結果を考慮しても総合的に重大な懸念は認められないとしています。
隠された副反応
ワクチンは異物を体中に入れることで免疫が反応を起こして、抗体をつくるという仕組みです。
そのため副反応があらわれるのは軽重の差はあれど他のワクチンも同様です。
なのになぜコロナワクチンの副反応だけがこんなに騒がれているのでしょうか。
厚生労働省の発表
2021年7月7日、厚生労働省は2月17日~7月2日の間にワクチン接種後に死亡が報告された事例が556人に達したことを公表しました。
そのうちのほとんどが「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの」に分類されています。
参考文献①:資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要/参考文献②:資料1-3-2 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要
コロナワクチン打ちたくない人の理由② 他のワクチンとの違い

日本では様々なワクチンが摂取されています。
コロナワクチンだけが危険視されている理由は副反応以外にもあるのでしょうか。
日本でよく使われているワクチンとコロナワクチンを比較してみました。
日本でよく使われているワクチンの特徴
日本で認知度の高いワクチンと言えば、B型肝炎、ヒブ、インフルエンザワクチンなどですが、これらはどういったワクチンなのでしょうか。
ワクチンの種類
種類としては大きく2つあります
- 生ワクチン
生きたウイルスや細菌の毒性を弱めたものを体内にいれて免疫をつくります。
- 不活化ワクチン
ホルマリンなどで感染能力を失わせたウイルスや細菌、またはその一部を体内に入れて免疫をつくります。
ワクチンの開発・承認までの期間
通常ワクチンが承認されるまでに長い期間を要します。
参考:くじら在宅クリニック 一方でコロナワクチンはどうでしょうか。 最初に話したように、今の日本で摂取が可能なのはmRNAワクチンというコロナワクチンです。 実際のウイルスを使用せずにmRNAという遺伝子情報を体内に投与し免疫をつくります。
コロナワクチンの特徴
ワクチンの種類
自分の遺伝子とは異なる遺伝子情報を体内に入れることになるので、自身の遺伝子が組み換えられてしまうのではないかと不安の声があげられているようです。
しかしmRNAは非常に壊れやすい性質で短期間で分解されるのだそう。
↓厚生労働省でも人の遺伝情報(DNA)に組みこまれるものではないと発表しています↓
ワクチンの開発・承認までの期間
コロナワクチンは他のワクチンに比べても大変短い期間で開発・承認が進みました。
こんなに早く流通できたのには2つ理由があります。
- ウイルスを培養する必要がないため
コロナワクチンはウイルスを培養する必要がないため開発・製造時間を大幅に短縮できたのです。
- 短期間で承認されたため
ワクチン開発・承認まで通常10年かかるといわれていますが、今回のワクチンは特例承認という方法を使って1年ほどで承認されています。

↓厚生労働省としては通常のワクチンに相当する臨床試験を行っており、安全性は確保されているとしています↓
コロナワクチン打ちたくない人の理由③ 政府やメディアへの不信感

このような発信がなぜ頻発するのでしょうか。
それは政府への不信感がひとつの理由ではないでしょうか。
政府の不信感が高まるとコロナワクチンの摂取率が下がるのは必至です。
子宮頸がんワクチン
不信感を煽った出来事として記憶に新しいのは子宮頸がんワクチンのニュースではないでしょうか。
政府は子宮頸がんワクチンを定期接種として勧めてきました。
しかしワクチン接種語に全身の強い痛みなどを訴える報告が相次いで、当時は数々のメディアがそれを取り上げていました。
いまだに因果関係は証明されていないとしつつも、厚生労働省は「積極的な摂取を勧めない」と方針を変えたのです。
今回も同じ二の舞になるのではないかと危機感を覚える人も少なくないでしょう。
TV報道の偏り
私が見る限りTVではコロナワクチン推奨の意見ばかりが報道されているように感じます。
こんなにもSNSでは反対意見が飛び交っているのに、それをとりあげているメディアの少なさが洗脳や隠蔽といった憶測を生み国民の不安を余計に煽っているのではないでしょうか。
良い面も悪い面も情報として公開しなければ公正とはいえません。
コロナワクチン打ちたくない人の理由④ 医者の見解が真っ二つ

私たちが信頼を置くお医者さんもコロナワクチンについては意見が二極化しています。
私が通う病院の先生はコロナワクチンを打つべきだと言っていました。
しかし現役の医師や専門科にはコロナワクチンを推奨しないという意見の人もいます。
岡田正彦名誉教授の主張 ~YouTube~
予防医療学の専門科でである新潟大学名誉教授・岡田正彦さんもコロナワクチン反対派の一人です。
約15分の動画です。
コロナワクチンのことをわかりやすく説明されており、医療に関する知識のない人でも抵抗なく見られる動画だと思います。
コロナワクチンの治験に絡む利権や癌になる可能性など、現状に警鐘をならしています。
高原徳院長と内海聡先生の主張 ~書物~

著者:高原 徳さん 出版社:ヒカルランド
Amazon価格 \2,200-(税込)
ウィスコンシン医科大学名誉教授、兼統合医療クリニック徳院長である高原 徳と坂の上零さんによる対談本です。
コロナワクチンの危険性と、安全性も効果も担保されていないワクチンを打たずに済む方法が書かれています。
引用元:Amazon

著者:内海聡さん 出版社:ユサブル
Amazon価格\1,540-(税込)
現役の医師である内海聡さんによるコロナワクチンの解説書です。
コロナワクチンのことだけではなく、PCR検査やマスクの危険性・メディアの嘘についても取り上げています。
引用元:Amazon
コロナワクチン打ちたくない人の理由はコレ!摂取決断の前に必読必至!|まとめ

いかがでしたでしょうか。
- そもそもコロナワクチンとは
- コロナワクチン打ちたくない人はどのくらいいるの?
- コロナワクチン打ちたくない理由① 副反応がこわい!
- コロナワクチン打ちたくない理由② 人類初の遺伝子ワクチン?!
- コロナワクチン打ちたくない理由③ 政府やメディアの情報隠蔽説
- コロナワクチン打ちたくない理由④ 頼りの専門科までが二極化
ワクチン接種にはメリットもデメリットもあるので反対意見も賛成意見も出るのが然りです。
重要なのはワクチンを打つも打たないも本人の自由だと言うこと。
ワクチンを接種しないからといって批判を受けることがあってはいけないはずです。
情報過多の時代だからこそ自分にとって何が一番良いのか、自分の家庭や職場・生活環境を考え、効果と副反応とを天秤にかけてあなた自身で選択・判断をしていかなくてはなりません。
コロナも心配ですが夏本番をむかえ夏風邪も心配な持期になってきましたね。
夏風邪は長引くといいます。免疫力を高めてコロナにも夏風邪にも負けない体作りをしましょう。