
子育てに悩みはつきものですよね。

そんな悩みをお持ちのお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。
かく言う私もその一人でした。
しかし意思の疎通もままらない子どもにいきなり片付けを教えるなんて無理なはなしです。
そこで調べてみたところ、まずは1歳頃から片付けを意識付けさせることが重要なのだとわかりました。
今回は片付けを意識付けさせる方法と、子供自身が片付けをしやすくする工夫をご紹介します。
目次
子供はいつから片付けができる?


一概にいつからとは決まってはいないのですが、片付けを教え始めるタイミングは1歳前後からという人が多いようです。
いつから片付けを教えるのか
歩けるようになり自分でおもちゃを持てるようになったとき。
それが子供に片付けを教えるタイミングとしては理想のようです。
教えるといってもまずは意識付けさせることが目的なので「ないないしようねー」などと声をかけながら、子供に片付けをする姿をみせることから始めます。
子供が歩けるようになるのは大体1歳前後と言われていますが、身体の発達には個人差があります。その子の成長にあわせたタイミングで焦らずに始めましょう。
いつから片付けを理解するのか
片付けを理解しはじめるのは1歳半くらいからです。
親の真似をして「ないない!」や「ぽいっ」と言いながらお片付けができるようになるのもこの頃です。
しかしこの行動は子供にとってあくまで遊びの一環。
毎日継続して片付けることはまだ難しい年齢です。
いつから自主的に片付けができるようになるのか
遊びたいのを我慢して片付けができるようになるのは3~4歳ころです。
片付けという行為は脳の「前頭前野」という「欲求を抑える働き」をする部分の発達が必要です。

欲求を抑える力が発達し本能をコントロールできるようになったら、自主的に片付けができる日も近いかもしれません。

子供に片付けを意識させる


そんなことはありません。1歳前後と言ってもこれはあくまで目安です。
子供に片付けをさせるためには、まず片付けがなんたるかを意識させることがなにより大事なのです。

まだ意思の疎通ができない月齢の低い子供でも心配はいりません。
片付けを意識付けさせる4つの方法をご紹介します。
大人が片付ける姿をみせる
欲求を抑える力が養われるまでは、口うるさく言うよりも大人が片付けする姿をみせる方が効果的です。
片付けの仕方やどんなときに片付けをするのかを見せることで、子供は少しずつ理解していきます。
1歳を過ぎると子供は大人の真似をすることが増えるので、親がしているように片付けの真似事をしてさらに学習していくでしょう。
集中が切れた瞬間を狙う
今遊んでいる真っ最中であれば、その遊びが終わってから片付けを始めましょう。
なにかに夢中になっているときに「ないないしようねー」と声をかけ片付け始めても子供は見ていません。
徒労に終わってしまいます。
夢中にっていることを妨げる必要はありません。なにかに夢中になれる環境も子供の成長には大事なことです。
片付けする時間を決める
「ご飯を食べる前」や「寝る前」というように片付けをする時間を決めておきましょう。
習慣化することで意識付けさせやすいです。
また都度片付けるという行為は小さい子供にとっては至難の業なので、この方が合理的なのです。
ちなみに家が近所のママ友は、ご飯の前に必ず片付けをする時間を作っていると言っていました。
実際にそのママ友の子供は同じ月齢の子と比較すると、驚くほど片付けが上手でした。
褒める
片付けができたときは「ちゃんと箱に戻せたね」「昨日より上手になったね」と子供を褒めましょう。
「きれいな部屋だと気持ちいいね」と片付け自体を肯定するという方法も。
子供は達成感を覚え、片付けるという行動はいいことなんだと意識します。
片付けを「楽しいこと」にする


片付けを意識付けても、片付けが「嫌なこと」と認識されては意味がありません。
小さい子は本能で生きているので「我慢して片付けをする」ことができないのです。
反対に片付け=楽しいことと思わせることができればそれは親の勝利も同然ということです。
今回子供が片付けを楽しめるつ5つの教え方をご紹介します。その子の個性にあわせた教え方を探してみてくださいね。
歌を歌う
歌とダンスで片付けを楽しく演出しましょう。
このような歌もありますよ。
もちろんアドリブで歌っても大丈夫です。
動画にあるようにスピードを速めたり、声色を変えると子供はより喜びます。
競争させる
片付けのスピードを競わせるという教え方もあります。
「どっちが先に片付けできるかな」と兄弟姉妹間や親子で競争してゲーム感覚で楽しみましょう。
今日は疲れたな、というときにおすすめなのがタイマーを競争相手にするという方法です。
「このタイマーがピピピーって言う前にお片付けできるかなー?」と最初だけ盛り上げて後は座って様子を眺めていましょう笑
実況中継する
競争で片付けをさせているときに、さらに効果を狙うなら実況中継役をかってでてください。
「○○選手!お片付けが早いですねー。おーっと途中に障害物がありますが無事に除けてゴールまでたどり着けるでしょうか?!」というように盛り上げるのです。
実況中継をすると喜んでお片付けをしたというお母さんたちの声をよく耳にします。
クイズを出す
「絵本のお家はどこかな?」とクイズ形式で片付けをするのも楽しいですよね。
片付けができたら「ピンポーン!正解。よくわかったねー」と褒めてあげるのも忘れずに。
親が忘れたふりをしてクイズ形式にするという手段もあります。
「あれ、くまさんのお家どこだったっけ。お母さん忘れちゃった。○○ちゃんがくまさんをお家に連れて行ってくれる?」と子供にお願いすることで子供の意欲をより駆り立てます。
経験者の声
先輩パパさんママさんが実践したお片付けのコツを紹介します。
参考にしてみてください。


上の子はおかたづけ競争をすると燃えるので、一緒にゲームする感覚で促してます。
下の子は、親が片付ける姿を見せていると自然にまねるようになってきたので、ほめて伸ばす作戦です。
ちなみに・・・上の子の時は、いっくら親が片付けても、まねることはなく知らんぷりでしたので、お子さんの性格によっていろいろ試して、親子ともどもいちばんストレスのない方法が見つかるといいですね。
引用元:ベネッセ
子供が片付けしやすい部屋作り

片付けができるようになってもたまにしかしてくれなかったり、しまう場所が違ったり。
なんだか余計に手間が増えた気がするなんて思っていませんか?
継続的に片付けをさせていくには子供でも簡単に片付けができる環境にする必要があります。
ラベル付けする
収納場所に写真やイラストを貼ってどこに何が入っているのかわかるようにしましょう。
子供の目線の高さを考えてラベル付けすることを忘れないようにしてください。
例えばこのような感じです。
https://twitter.com/ami0521ami/status/967920197351784448?s=20
文字でラベリングするよりも絵や写真のように視覚を使った方が子供にはわかりやすいですよね。
出し入れをしやすくする
子供でも出し入れがしやすい場所に収納するようにしましょう。
例えば下記のように工夫するといいでしょう。
- 背の低い収納棚にする
- オープン棚にしまう
- 箱の蓋を外しておく
すっきりして見えるので引き出し収納を取り入れている人も多いかと思いますが、引き出す力がなかったりコツがわかっていない子供にとっては少し難しいです。
引き出し収納にしたい人は以下を参考にしてみてください。

引用元:ダイヤモンド社
収納場所を近くする
おもちゃで遊び終わったらすぐに片付けができるように、収納場所を見直しましょう。
大人もそうですが収納場所が遠いと「片付けるの面倒だなー後でしよう」と思ってしまいますよね。
使った物をすぐに整理できるような場所に収納スペースを作りましょう。
ものを減らす
おもちゃは収納箱に入る分だけ持つようにしましょう。

「今は使わなくなったけど思い出がつまっていて手放せない」というおもちゃもありますよね。
そういうおもちゃは別の場所に移し、子供が出し入れする場所には今使っているおもちゃだけを収納するようにしましょう。
我が家のゆるい片付け方法

さてここまで理想的な片付け方法を紹介してきましたが、実は我が家では実戦することができなかったことばかりなんです。
私は子供の性格や生活スタイルは人それぞれなので家庭によっていろんな片付け方法があっていいと思っています。
これからそんな我が家ではどういった片付け方法をしていたのかご紹介していきます。
こんなんでもいいんだなーと思っていただけたら幸いです。
片付けは心に余裕があるときだけ
片付けは子供が寝る前と決めてはいましたが、毎日ではなく自分に余裕があったらするという感じでした。
周囲の家庭をみていても時間を決めるのが理想だと言うことはわかっていました。
しかしずぼらな私にとってそれは容易ではありませんでした。
余裕のないときは「ないなーい」「ないなーい」と呪文のように繰り返しながら親だけで片付けをしていました。
おもちゃの気持ちを代弁
子供と一緒に片付けをするときはおもちゃの気持ちを代弁していました。
「くまさんもう眠いんだってー。寝させてあげようか。」
「今日は遊んでくれてありがとう、また明日遊ぼうねーバイバーイ。だって。」
おもちゃになりきるには抵抗があったので代弁というかたちで片付けを促していました。
大きい箱にドーン!
我が家のおもちゃボックスはこれ。

ラベリングもしていないですが、細かいおもちゃはすべてここに入れるというルールにしています。
リビングにどーんと置いても良いビジュアルで、なおかつ折りたたみなので不要になれば畳んで仕舞えるというのがポイントでした。
ボックス1個にまとめれば子供も片付けやすいですし、なにより親も楽です。
片付け直後の散らかし防御
ご紹介したように我が家のおもちゃボックスは片付けしやすい箱ですが、それ故に取り出しやすいというのがデメリットでした。
上手に片付けた直後におもちゃをまた出してしまうので、片付けた後はすぐに蓋を子供と一緒に閉めるようにしています。
「ぎゅっぎゅしてね」と言って蓋を渡すと遊びの感覚で一生懸命蓋を閉めてくれます。
しかし「片付け終わったー」と親がほっとひと息ついたその一瞬の隙を狙って再び散らかそうと蓋に手を伸ばすのが子供です。
そのため我が家ではその場に子供がいる限り蓋をずっと手で押さえてます。
ここはもうテクニックというより力業です笑
ほどほどに片付けをするように
ゆっくりではありましたがこのような方法で私の子供はお片付けが少しだけ上手になりました。
機嫌が悪いときは片付けを嫌がることもありました。
「ないなーい」と笑顔でゴミ箱におもちゃを入れることもありました。
けれど今となってはこのゆるい片付け方法が我が子にも私にもあっていたんだろうなと思っています。
子供は片付けをいつからするもの?必ずみつかる!個性にあわせた教え方|まとめ

- 子供はいつから片付けができるのか
- 片付けを意識させる方法
- 楽しくなる片付けの教え方
- 片付けがしやすい環境づくり
- ずぼらな我が家の片付け術
私は幼少の頃から大人になって実家を出るまで、片付けを率先してするタイプではありませんでした。
自分の家庭を持ってはじめて片付けを積極的にするようになったんです。
片付けをしている親を見ていたので自然と身についていたんだと思います。
そして嫌でもやらなきゃいけないときがくれば、するものなんだなーと実感しています。
なのであまり他の子と比較して不安にならず、その子にあった片付け方法を親子で楽しみながらすることが大切です。
今回の片付けもそうですが子供は親の背中を見て育つといいます。では運動神経はどうなのでしょう?!