
「わー、目に髪の毛が入った」というようなことはないでしょうか。
思わず手でこすって至急取りたくなりますよね。
しかしながら実は、手でこする取り方は危険です。

目が訴えてきました。
では、どのようにして目から髪の毛を取れば良いのでしょうか。
ご安心ください。
まず目に髪の毛が入ると起こる不具合や、目に髪の毛が入ったときの注意点についてご案内します。
そして手でこすらず、目から正しく髪の毛を取る5つの対処法について今からお伝えしますので、ぜひご覧ください。
目次
目に髪の毛が入ると起こること

目に髪の毛が入ると、どのようなことが私たちに襲いかかるのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
視力が落ちる
前髪が目に入ってしまうほど長いと、視力が落ちると言われます。
なぜなら目と近い距離に、前髪という障害物が常にあるためです。
目の付近に髪の毛があると、対象物にピントを合わせようと目を酷使するため、目の筋肉が疲労し視力が徐々に落ちていくのです。

視界が悪くなる
目に髪の毛が入ると、違和感から視界が悪くなることがあります。
また、そのような人は目に髪の毛が入るほど前髪が長くなっていることも多いです。

もちろん、視界がクリアなほうが私たちも見えないストレスがなく良いに決まっていますよね。
前髪が長いと目に髪の毛が入ってしまいますし、さらに周囲から見ると印象が悪く見えることでしょう。
何となくだらしない印象もするため、前髪は目にかからないよう、こまめに切るかピンで止めておく等したほうが良いかもしれません。
目に髪の毛が入ると、日常生活において髪の毛を気にしながらの作業となるため、日常生活に支障をきたします。
痛みを感じる場合がある
実際に髪の毛が目に入ると、痛みを感じる場合があります。

なぜなら、普段はない異物が目に入っているという危険信号を脳から出しているためです。
事実目に髪の毛が入り、痛みを訴えている方が続出しています。
目が痛い( ´ཫ` )って朝からなってて
まつ毛入ってるの気づいて家で取ったら15cmくらいの髪の毛が入ってました(^-^)
なんで!?!?!
— りん@ゆずれもん (@Rin50054830) June 11, 2021
https://twitter.com/puutamta/status/1403689382394040321?s=20

目に髪の毛が入ったときの注意点

目に髪の毛が入ると、痛みを生じる場合があることはわかりました。
色々気をつけていても目に入ってしまうかもしれない髪の毛は、一刻も早く取ってしまいたいですよね。
しかしながら実は、間違った髪の毛の取り方もあるのです。
それでは、実際に目に髪の毛が入った場合の取り方で、やってはいけない方法をご紹介します。
手で目をこするのはNG
やりがちですが、絶対に手で目をこするのはやめてください。

なぜなら、眼球の表面の角膜に傷がつき、ウイルスや異物からいつも守ってくれる目の機能が落ちるからです。
結果、視力低下や結膜炎等の感染症にかかりやすくなります。
結膜炎とは、結膜(角膜も含む瞼から白目の裏までの全体)が炎症を起こした状態。充血、目やにが大量に出る、瞼の腫れや痒みがでることもある。
また手でこすることで髪の毛が目の奥のほうに移動し、余計取りづらくなることもあります。
そして目をこする刺激で色素沈着になり、クマの原因にもなるのです。
クマができた状態だと人前に出るのも億劫になってしまうため、避けたいところですよね。
さらにマツエクやまつげパーマの持続性が、薄れます。
せっかく目をパッチリさせるために投資したお金を、ドブに捨てたくはないものです。

指や爪でとるのはNG
指や爪でもとらないでください。

そう思った方もいるかもしれませんが、指や爪の先は雑菌だらけなのです。
また指や爪は意外と力が入りやすく、目を傷つけ感染症になるリスクもあります。
目に髪の毛が入っても、指や爪を使用した取り方は避けておいたほうが無難です。
水道水で洗い流すのは基本NG
水道水で目を洗い流す方法は日本眼科医会もオススメしていません。
なぜなら塩素が入っているからです。
塩素は黒目や白目を傷つけ、目のバリア機能を低下させます。
また涙に含まれるムチンという大切な成分も洗い流し、目が乾きやすくなってしまうのです。


でも、今は洗浄専用の液で洗ってもらう機会が多くて、水道水は乾燥肌になるしちょっと抵抗あるな。
ぬるま湯につかり過ぎたわ。
でも、緊急事態だったら、水道水で洗ってもらったほうがマシよ。
耐えてみせるわ。
確かに、目と共倒れになるわけにもいきません。
目も頑張ってくれるらしいので、「無理」という目の危機を察知したら水道水を使いましょう。
緊急時はキレイに手を洗い、水道水をすくってその中でまばたきしましょう。
流水で洗い流すことも有効です。
目に入った髪の毛の正しい取り方

ここまで、目に髪の毛が入ったときの注意点についてお伝えしました。
目に入った髪の毛がなかなか取れないというストレスは抱えたくないものです。
目に入った髪の毛の正しい取り方が気になりますよね。
下記で5つご説明します。
まばたきをする
目に髪の毛が入っても、痛みがない場合はまばたきをすることが重要です。
目を閉じ1分から5分間待ち目を開くと、涙が髪の毛を洗い流してくれます。
髪の毛が取れたら、ティッシュで優しく拭き取ってください。

そう心配になった方もご安心ください。
なぜなら、目の構造上眼球の裏側にいくことはないからです。
瞼裏側の結膜がひっくり返ったものは、ストッパーの役目を果たし目の奥に入ろうとする異物を食い止めます。

引用:http://www7b.biglobe.ne.jp/~asuha/nishiikou_web/column_ketsumakutoha.html
時間をおくことで涙と同時に髪の毛も流れ出るため、まばたきしながら気長に待ってみましょう。
目薬をさす
道具を使わず何とかしようとしたけど、取れないと悩んでいる方もいるかもしれませんね。
そんなときは、目薬で髪の毛を洗い流す方法もあります。
頭を傾け目薬をポタポタたらしてまばたきをし、髪の毛が取れたら優しくティッシュで拭き取ってください。
防腐剤入りの目薬はやめましょう。
中でもベンザルコニウム塩化物という防腐剤は、特に殺菌作用が強いです。
目薬を長持ちさせることに長けているのですが、目には悪影響を与えます。
目を守るためだったのに、これでは意味がないですね。
では、どのような目薬を使用すれば良いのでしょうか。
下記おすすめのため、購入をご検討ください。
専用の洗浄液で洗い流す
「目が痛くてしょうがないから早く取りたい」と、嘆いている方もいるかもしれませんね。
その場合は、専用の洗浄液で目を洗い流しましょう。
カップ型の洗浄液は使用を控えておきましょう。
なぜなら瞼やまつげにゴミが入っていたり、カップ自体が汚れている可能性があるからです。
目を洗うために試行錯誤しているにもかかわらず、かえって目を汚すことにもなりかねません。
そんなときにおすすめの商品を下記にご紹介します。

目も安心するようなので、ご協力をよろしくお願いいたします。
濡れたガーゼや綿棒でとる
眼球の裏側には髪の毛が入ることはありませんが、上瞼の裏のポケットに髪の毛が入ってしまうパターンがあります。
その場合は瞼をひっくり返して髪の毛を取らなければなりません。
詳しい瞼のひっくり返し方は下記です。
鏡を準備してやってみましょう。
コンタクトレンズがポケットに入ったときも利用できる方法です。
引用:YouTube
詳しく手順を紹介していますが、なかなか自分自身では見えずらくとれない場合もあります。
私も実践してみましたが、不器用過ぎてなかなかひっくり返らず、30秒ほどで断念しました。
特に上瞼はうまくグリンとできず、苦戦の連続。
鏡で自分の瞼の裏を見るのも恐ろしいものがありますね。
しかしながら、きちんと動画通りに行えばひっくり返ると思います。
もし髪の毛がとれたら、濡れたガーゼや綿棒で髪の毛を優しく除去してください。
指や爪の代わりにガーゼや綿棒で、目の表面にある髪の毛を取ることもできます。
私がおすすめするガーゼと綿棒を以下にまとめました。
- 商品名:ガーゼ 9m 小巾木綿 肌ざわりのよい衛生的なガーゼ布 日本製 綿100% 通気性・吸水性・吸汗性も良く 着物の補整や肌着用や汗取りや傷口のお手当としても
- 価格:999円(2021年6月25日時点)
- 安心の日本製
- 海外製品に抵抗ある方にはぴったり

引用:Amazon
- 商品名:平和メディク ライフ綿棒 100本袋入
- 価格:139円(2021年6月25日時点)
- 大容量の100本入り
- コットン100%で肌に優しい商品。
- 窓のサン等細かい箇所の掃除やメイクなおしの際も利用可能。

引用:Amazon
清潔なハンカチやティッシュを濡らし、こよりにしたものでも代用可能です。
通院する
先ほどご紹介した瞼をひっくり返す作業が難しい場合は、プロに任せたほうが安心です。
潔く眼科に行き、取ってもらいましょう。

さらに実際に異物として目に髪の毛が入っていない場合も、髪の毛のようなものが宙を浮いているように見える飛蚊症が発症することもあります。
知人の眼科医も「通常気にする必要はない」と言っていましたが、目の打撲や強度な近視の人の兆候として飛蚊症になることもあるそうです。
気になる方は、一度眼科を受診することをオススメします。
下記のドクターマップから探してみましょう。
全国で、アクセスランキング上位になっている眼科を紹介しています。
最寄りの眼科を探す際には、ご参照ください。

引用:ドクターマップ
目は「髪の毛の取り方が違う」と訴える?!正しくサヨナラする方法とは |まとめ

いかがでしたでしょうか。
目に入った髪の毛の取り方には、待つという受動的な方法やグッズを使い積極的に取る方法、眼科に行きプロに任せる方法と様々あることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
ポイントは下記5つです。
- まばたきをする
- 濡れたガーゼや綿棒でとる
- 目薬をさす
- 専用の洗浄液で洗い流す
- 通院する
手でこすったり手で取る方法は手軽かもしれませんが、目を守るために今すぐやめましょう。
正しい取り方で目の健康維持ができることを願っています。

さて、そんな目は私たちが日頃モノを見るための重要な器官となっていますよね。
そんな目が見えなくなってしまうと、私たちの生活が立ち居かなくなることもあるのではないでしょうか。
こちらの記事では、子供にもできる簡単な視力回復トレーニングについて紹介しています。
今視力が良い方も、視力を維持するために普段から目のトレーニングをしておいて損はありません。
未来の視力を守るためにも、ぜひ確認して取り組んでみてください。