食事制限をする前にきちんと寝ることがダイエットへの近道

 



1 睡眠時間が短い人は太っている人が多い

 

みなさん、睡眠時間はどれくらい取れていますか?

 

これは、アメリカの大学で18000人を対象に実際に行われた実験の結果です。理想的な睡眠時間をとっている人に比べ、驚くことに、短い人は肥満率が高いというのです。その確率はなんと52%! 睡眠時間が6時間未満の人の2人に1人は肥満気味なのです。

 

理想的な睡眠時間は、6時間から8時間です。ちゃんと確保できていますか? もちろん、これより長く寝ているのも問題です。寝すぎは体調不良につながります。

 

では、睡眠時間が短いと、なぜ肥満率があがるのか。それは、睡眠中に分泌されるホルモンが関係しています。睡眠時間が短いと、食欲を制御してくれるホルモンが減り、食欲増進の役割があるホルモンを増やしてしまいます。

 

また、人間は寝ているときにもカロリーを消費していて、充分な睡眠をとっている人は300カロリーほど。これは、ランニング40分相当にあたります。ちゃんと寝ていれば無理に走る必要はないということです。

 

そして、夜自然に睡魔が襲ってくるようにするには、朝起きたらまず「朝日」を10分くらい浴びること。起床から60分以内が望ましいです。駅までの時間を利用するといいですね。そうすることで、体内時計がリセットされて、一日の流れがよくなります。もし、お昼頃眠くなってしまったら、10分程度寝ちゃいましょう。お昼寝の前にカフェインをとると、短時間でもすっきり起きることができますよ。

 

睡眠不足はダイエットの天敵なんです。寝る時間を惜しんで筋トレやストレッチをすくらいなら、早く寝たほうが効率的だと思いませんか? 人間の三大欲求のひとつである睡眠。これを削るのは非常にもったいないです。もちろん、睡眠時間をしっかりと確保したうえで運動もすればダイエットの成功率はあがるでしょう。

 

 

 

2 質のいい睡眠をとるにはどうしたらいい?

 

どうせなら、良質な睡眠をとって、翌朝すっきりしたくありませんか? 充分寝たはずなのに、疲れが取れていない、まだ眠たい人、体がむくんでいる人は、睡眠の質を上げてみましょう。

 

睡眠の質をあげるには、食事が手っ取り早いです。良い睡眠を作るにはしっかり朝ごはんを食べること。朝と昼はがっつり食べても問題ありません。食パンやおにぎりに「トリプトファン」を含む食材を一つだけでいいのでプラスしてみましょう。牛乳やたまご、チーズにバナナなどがあります。朝ごはんとして食べるには決して難しくない食材です。ほかには、鶏むね肉や牛肉などもあります。

 

「トリプトファン」は、必須アミノ酸の一つで、体の中で作ることができず、唯一食べ物からしか取れない栄養素です。食べて損はありません。

 

そして、お昼ごはんには「GABA」をとりましょう。これは、脳細胞の代謝を助けます。脳みそのダイエットに効果的だと考えてください。トマトやチョコレート、玄米などに含まれます。チョコレートが手軽でいいですね。ダイエット中でも食べていいんです! もちろん、食べすぎは厳禁ですが。

 

そして、最後に「グリシン」です。体の奥深くの体温を下げたり、体内時計に作用して、睡眠の質を上げる役割をしています。エビやイカ、ホタテにカジキマグロに含まれますので、シーフードサラダなんかどうでしょう?

 

低カロリーで満腹感を感じられるレシピはたくさんありますが、こういった、睡眠に直接作用する食材も取り入れてみると、もっと早くダイエット効果を得られるかもしれません。健康的に痩せられて、一石二鳥です。

 



3 どうしても眠れないときには

 

もし、この記事を寝る前に読んでいるのなら、眠れる方法を伝授しますので、読んだらスマホを枕元に置いてください。もうこれ以上ブルーライトを浴びてはいけません!

 

睡眠導入にはいくつか方法がありますが、今回は小道具不要で今すぐ試せる方法を紹介します。頭に入れる準備はいいですか?

 

まず。ゆっくりと深呼吸をしましょう。次は体の力を抜きます。目を閉じて、顔から首、肩から指先。おなかと背中、それから足先まで。深い呼吸を意識しながら順番に。

 

「考えるな、眠れ、考えるな、眠れ」と自己暗示をかけましょう。それ以外は考えないでください。ひたすらに、「考えるな、眠れ」です。

 

さぁ、スマホをおいてやってみましょう。リラックスが大事ですよ。

 

あなたがすてきな夢を見ますように。 おやすみなさい。

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