
新型コロナウイルスの予防はアルコールでいいのか?徹底的に調べていきます!!
新型コロナウイルスはアルコール消毒でいいのか
安心してください。あなたの予防法は間違っていません。新コロナウイルスにはアルコール消毒が非常に有効です。むしろアルコールしか効かないといってもいいでしょう。しかし、お店で販売されているアルコールにもいくつか種類がありますし、その隣にはエタノールとか次亜塩素とか、もう何をつかっていいのかわかりませんよね。
手のひらや指に使うものとして、【消毒用アルコール・消毒用エタノール】を買ってください。エタノールは種類、アルコールはエタノールも含めた総称ですので基本的な成分は変わりません。大体、70%~80%くらいの濃度が一番効果的で、手のひらにアルコールが15秒以上残るくらいの量で消毒してください。
次に、人体以外の消毒として【次亜塩素酸ナトリウム】と表記されているものを使います。ドアノブや嘔吐後の掃除などに適しています。刺激が強いので、人の体には決して使わないでくださいね。
そして、消毒用アルコールと並んでいることが多い【無水エタノール】ですが、これはそのままで使うと効果がありません。
無水エタノールってその名の通り、エタノール99%なんです。濃度が高いんだから殺菌率は高いのではと思いますよね。わかります、私もそう思いました。
ですが、調べていくと、どうやらエタノールというものは、濃度70%~80%で本領発揮するようで、99%のままではすぐに気化してしまい、あまり殺菌できないのです。もちろん、水で薄めれば【消毒用エタノール】としてつかえますので、お手元に無水エタノールしかない場合は作ってみてくださいね。無水エタノールと水は7:3の割合ですよ。
除菌ウエットシートは効果ある?
さきほど、菌を死滅させるには15秒必要だと説明しましたが、除菌ウェットティッシュのようなシートタイプはささっと拭くものですし、15秒どころか1秒で乾いてしまいますよね。きちんと効果があるのでしょうか。
答えは「NO」です。そもそも、除菌シートは「除菌」ですから菌を減らすことはできても、殺すことはできないので、手のひらや指にはあまり適していないことがわかりますね。
では、除菌ウェットティッシュは何に使うと効果的なのでしょうか。調べてみると、「テーブルやドアノブなどの硬いものの表面」に使うのが効果的だとか。外出先で食事をするときには、菌を拭い取るイメージで一方方向に拭きましょう。
除菌は「殺菌」ではなく、菌を減らし増殖を妨げるものと覚えておくと、お買いものするときに便利ですね。ちなみに、「抗菌」は製品の表面の菌の増殖を抑える加工をしているという意味なんです。
消毒と同時にやってほしいこと
新コロナウイルスは飛沫感染と接触感染で人にうつるといわれています。アルコールを塗っておけば大丈夫というほど、新コロナウイルスはやさしくありません。感染力はインフルエンザほどないものの、日本がこれだけメディアで取り上げているのですから、脅威のほどは計り知れません。
まず、なによりも優先して、免疫力を高めてほしいのです。睡眠休息はもちろん、バランスの良い健康的な食事をとること、それだけでだいぶ変わってきます。新コロナウイルスは健康な人は発症しても重症化しにくいと言われていますので、免疫力を上げることは予防にもつながります。
また、適度な湿度を保津用にしましょう。新コロナウイルスに限ったことではないですが、空気が乾燥していると細菌が空中を舞うことになり、鼻や口から体内に入ります。大体、60%前後あると細菌は沈んでいきますので、湿度は非常に重要になってきますね。
ついでにマスクについても少しお話しましょう。マスクは、細菌の侵入を防ぐためではなく、自らの細菌を外に出さないようにするために着用してください。空気を吸う以上、細菌の侵入を完全に防ぐことはできません。
消毒用アルコールで未然に消毒を
すでに中国では死者も出ている新コロナウイルス。日本でもこれから感染者が増えると言われています。すでにインフルエンザと同じ、指定感染症に指定されていることで、軽い症状でも入院を余儀なくされることはもちろん、就業の制限も課せられます。
身近にあるもので、手軽に対策ができるのです。一人一人が意識を高めていくことで、日本の感染拡大を防ぐ第一歩になるのではないでしょうか。
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