
上記の部屋の収納家具はとてもおしゃれで、可愛い置物も沢山あって友達を呼びたくなりますね。
でも、もし地震が起きたら、この部屋は、、、、。
近年、テレビでも頻繁に報道されるくらい地震が各地で起きています。私は住まいが静岡県なので地震=富士山噴火という二次災害のイメージを小さな頃から叩き込まれで何十年と暮らしています。東北で地震が起きた時、まさか津波のような災害であのよな被害が起きるとは思ってもいませんでした。
地震から引き起こされる二次災害では、実に多くの人命が奪われてしまうということが身に染みて分かりました。
先日起きた地震以来、その事について色々調べた結果、
「これで、こんなに被害が出るのか!」という事がある資料からわかりました。それは、、。
家具の倒壊で起きる被害です
これなら地震対策で対処できるに違いないと思い、なるべく分かりやすくまとめてみました。
目次
地震で家具の配置から起きる事故件数の実態

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でも寝てる時地震がきたらどうしよう~
地震で危ないと思い浮かぶのは建物の倒壊だと思います。ですが、各ハウスメーカ、工務店は耐震性も高く、免震システムなどいろんな技術を利用し、より安全な住宅作り、住宅リフォームを行っています。
しかし、家の中ではどうでしょうか。子どもの部屋に何かの大会でもらった置物、本などしまうのが面倒だからタンスや家具の上に置いたりしていると思います。
ガラス、陶器でできたものを装飾として無造作に置いたりしている場合もあると思います。
では、家具の配置から起きる事故でどのような事故があるかみてみよう。
地震発生時に家具の配置から起きる事故とは
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実際 もし地震で家具が倒れたらという動画があるから見てみて
テレビで地震速報などやっていても、家具の配置から起きる事故までは速報として報道してくれませんから実際どんな事が起きてるのか分かりません。
そこで実際にどんな事故が起きているのか調べてみました。
家具の倒壊で怪我をする
家具は、壁を背にしていることがほとんどなので、確実に前に倒れてきます。特に就寝中は防ぎようがありませんので小さな子供、高齢者の部屋などは特に心配です。
下記のような事態が発生します

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- 家具の倒壊
- 家具の落下
- 移動家具などの急な移動
- 家具などの変形
- 家具から収容物の落下
- 家具の扉の急な開閉
- 引き出しの飛び出し
- 家具の大きな揺れ音
(音で心理的な恐怖が起きる)
このように、家具の配置だけでも8種類ぐらいの危険が潜んでいます。
逃げ道が塞がれ避難が遅れる
家具の倒壊で出入り付近が塞がれてしまう危険があります。特に地震の時はパニック状態ですので家具につまずき転倒などの危険も潜んでいます。

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右の図からも想像できますように、震度5あたりからかなりの揺れを感じ、物の倒壊が始まります。
それに伴い心理的パニックが起こり、恐怖と共に立ちすくみか逃げる際に落下物、割れた破片などで大怪我をする可能性も出てきます。
また倒壊した家具で逃げ道が塞がれ、避難が遅れるというケースも出てきます。
そして、恐ろしいのが火災です。
家具が火器にぶつかり火災が起きる
倒壊した家具などが火器にぶつかり火災が発生することもあります。特に調理中などは危険です。
油を使っている時は特に危険です。IHではなくてガス火の場合は一気に火が燃え広がります。
暖房器具を使う冬場は火災発生のリスクが高くなると思います。灯油ストーブの上には、物が落下するという危険が潜んでいます。それは布製のものならばなお火災が発生しやすくなるでしょう。
家具の配置で未然に防げる二次災害

家具の配置や向きを変える

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- 背の低い家具を普段いる場所に置く
- もし家具が倒れたら、被害に遭わない場所に家具を配置する
- ピアノなど移動キャスターがついているものはガラス窓の近くには置かない(ガラスの破片が飛び散る。)
- 窓側に重量のあるものは置かないようにする。2階などから物の落下で大怪我をする場合がある。

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普段の生活において、安全スペースのような場所を確保しておく。
地震が起きた時の避難通路を想定して家具の配置をする。
就寝中に地震が発生した時用にスリッパ、軍手などをどこかにしまっておき、安全に移動できるようにする。
ストーブなどの近くに燃えやすいものは置かない
地震が起きたら、早く電気ストーブなどの電源を切る事や、灯油ストーブの近くには常に燃えやすい物は置かない事が大切です。
ストーブの倒壊で絨毯など燃え始めたら大火事につながってしまうため特に気をつけなけばいけないですね。
【地震対策で家具の配置はどうする?】防げたはずの二次災害を引き起こす|まとめ

- 地震の被害の過半数が実は、家具の倒壊や物の落下が原因だった
- 家具の配置は地震が起きる事を前提に工夫した方がいい
- 少しの工夫で家具倒壊などの二次災害は防げる
この記事を読まれたことで、ほんの少しでも地震対策に対して意識の変化、行動をしてもらえたら身近な方が被害にあわなくて済むかもしれません。
これを機に家族団欒のほんの数分でも「あのタンスの配置、今もう少しずらしてみない?もし地震が来たら倒れるかもしれないから」これだけの一言で大切な家族を守れるかもしれません。
皆さんも、ほんの小さな行動をしてみませんか?何か起きた時「あ~ 対策しておいてよかった~」と思える時が来るかもしれません。
地震が起きて避難するとき、もし車で避難したらどうなるのか、、。この記事を参考にして地震対策の知識を広めてください