どの家庭のリビングにもだいたいは置いてある家電、それがテレビです。
感動ドラマで号泣しているときも、友達とゲームをしているときも、家族で団らんしているときも、テレビはあなたのそばにいます。
そんなテレビが、ある日突然寿命を迎えたら困りますよね。
でも、テレビの寿命はどれくらいなんでしょうか。
プラズマテレビは、液晶テレビと比べて比較的寿命が短いと言われています。
では、プラズマテレビの寿命とは、具体的にどれくらいなんでしょうか。
そして、プラズマテレビを長持ちさせて寿命を伸ばすには、何に気をつけたらいいのでしょうか。
この記事では、プラズマテレビの寿命と、長持ちさせる方法をご紹介いたします。
目次
プラズマテレビの寿命は約10年
プラズマテレビの寿命は長くて10年だと言われています。
1回買ったら一生見続けらそうな感じがしていましたが、思っていたよりも短くて驚きました。
プラズマテレビのパネルの寿命は約10万時間です。
もしかしたら、パネルとは一生を添い遂げられるかもしれませんね。
ですが、テレビの部品はパネルだけではありません。
他の部品、例えば半導体やコードの寿命は、10年に満たないのです。
ですから多くの場合、プラズマテレビは約10年で買い換えることになります。
しかし、取り扱いに注意すれば、プラズマテレビの寿命を伸ばすことは可能です。
ここでは、プラズマテレビの寿命の伸ばし方をご紹介いたします。
こんな症状がでたら寿命かも
まずは、プラズマテレビが寿命を迎えたときに起こる症状を知っておきましょう。
画面がおかしくなる
プラズマテレビの寿命のサインが一番現れる場所は画面です。
画面にこんな症状が現れ出したら、寿命のサインかもしれません。
- 画面が暗い
- 映像の色がおかしい
- 画面に縦線や横線が入る
- 画面全体が真っ黒
画面が暗くなる原因のバックライトを、プラズマテレビは交換することができません。
ですから、画面の明るさが50%を切ったら、プラズマテレビの寿命だと言われています。
音声がおかしい
- 音声が聞こえない
- 音声が割れて聞き取りづらい
スピーカーの故障だけなら修理に出すのも手ですが、基盤の修理となると費用が高くついてしまうので、寿命と割り切って買い換えることをおすすめします。
煙が出たり焦げ臭かったりする
内部部品の劣化、またはホコリが原因で、テレビから煙が出たり焦げ臭い匂いがしたりすることがあります。
もしそうなったら、火災の原因になりますので、すぐに電源を切ってメーカーに相談してください。
原因は経年劣化の場合以外にも、製造不良の可能性もあります。
電源コードやプラグが熱い
絶縁体の劣化から電源コードやプラグが熱くなってしまうのも、テレビの寿命症状のひとつです。
これも火災の原因になる可能性がありますので、すぐにテレビの使用をやめてください。
プラズマテレビの寿命の伸ばし方

長時間の利用を避ける
テレビを長時間使用することは、パネルに負荷をかける最大の原因になります。
- テレビを見ていない時は消す
- 無意味にテレビを見続ける時間を減らす
画面を明るくしすぎない
画面の明るさを高く設定しすぎると、内部の部品や基盤に負荷がかかりやすくなると言われています。
明るすぎる画面は目にも良くありませんので、テレビの明るさは程々に設定しましょう。
直射日光が当たる場所に置かない
テレビに直射日光が当たると、熱で内部の基盤が劣化してしまう恐れがあります。
直射日光が当たる場所はテレビの置き場所にはふさわしくありません。
もしも、窓の近くにテレビを設置しなければならない場合は、カーテンを閉めるなどして、テレビを直射日光から守ってください。
ホコリはこまめに掃除する
テレビの裏側をたまに見ると、ホコリがびっしり溜まっていてぎょっとすることがありますよね。
テレビは静電気を発生するので、ホコリが溜まりやすい家電です。
しかし、溜まったホコリをそのままにしておくと、テレビの故障の原因に繋がります。
内部に熱がこもらないように、テレビは通風口から熱を排出しています。
もし通風口の近くにホコリが溜まっていたら、内部にホコリが入りこみ、基盤などの劣化に繋がります。
月に1〜2回ほどテレビの周りのホコリを掃除機で吸い取ったり、マイクロファイバーの掃除用品などでこまめに掃除をしたりなど、テレビ周りのホコリには注意が必要です。
ゲームは程々に
ゲーム好きには耳の痛い話になりますが、ゲームもテレビの寿命を縮める原因になります。
ひとつの場所に同じ映像がずっと表示されていると、映像が切り替わっても残像が残り続けてしまう「焼きつき」という現象があります。
スコアやマップ、ステータスバーなどは、ずっと同じ場所に表示されていますよね。
ですから、ゲームの内容によっては、焼きつきが起こりやすくなってしまうんです。
プラズマテレビの寿命が来たらどうするの?
故障したテレビは火災や事故につながるケースがありますので、故障と思われる場合は、すぐに電源を切って電源プラグを抜いてください。
その後、メーカーに相談して修理に出すか、買い換えるかを検討することになります。
ちなみに、テレビの部品のメーカー保有期間は8年です。
製造が終了してから8年以上経過したテレビが故障すると、メーカーに部品がありませんので修理できないことになります。
テレビが故障したと思われる場合に、まず確認したほうがいいポイントがあります。
メーカーに連絡する前に、まず以下の点を調べてみてください。
電源プラグが抜けていないか
急にテレビの電源が入らなくなったら、電源プラグがきちんと刺さっているかどうかを確認しましょう。
もしかしたらコンセントから抜けてしまっているのかもしれません。


リモコンの電池を交換する
同じく、急にテレビの電源が入らなくなった場合、もしかしたらリモコンの電池がなくなっただけかもしれません。
リモコンの電池を交換するか、テレビ本体の電源ボタンを試してみて、電源が入るかどうかを確認しましょう。
B-CASカードやアンテナの接続を確認する
画面にエラーコードが表示される場合は、B-CASカードが正しく挿入されていない可能性や、アンテナが正しく接続できていない可能性があります。
最初はきちんとセットされていた場合でも、何かの拍子にずれてしまうこともあります。
もう一度、B-CASカードやアンテナを確認してみてください。
テレビの寿命はどれくらい?プラズマテレビの寿命の伸ばし方を紹介まとめ
「一体どうしてこんなときに?」なんてタイミングでテレビが故障してしまうと私達は慌ててしまうものです。
プラズマテレビの寿命とその症状を知っておくことで、テレビの不調にいち早く気づくことができます。
丁寧な取り扱いを心がけることで、プラズマテレビも液晶テレビと同じくらい長持ちさせることが可能です。
テレビは必ずしも生活に必要不可欠な家電ではありませんが、いざというときに正しい情報を知れる貴重な情報源でもあります。
毎日の生活を豊かにしてくれるテレビに感謝して、大切に取り扱っていきましょう。
ゲームがテレビの寿命を減らすとはわかっていても、ついついやりすぎてしまいます。
以下の記事ではゲーム依存症の治療法を紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。