プログラミングを勉強している方だったら、フロントエンドとサーバーサイドという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
フロントエンドとサーバーサイドの違いがよくわかっていないにも関わらず、今更聞くのもためらわれて、なんとなく曖昧にやりすごしたりすることってありますよね。
プログラミングを勉強している方が今から目指すのなら、フロントエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアのどちらが良いのでしょうか。
目次
フロントエンドとサーバーサイドの違いって?

フロントエンドとサーバーサイドとは
フロントエンドもサーバーサイドも、アプリケーションやwebシステムの構成要素のひとつです。
フロントエンドとは、webサイトやアプリケーションで直接ユーザーの目に触れる部分を指します。
今あなたが見ているこの画面が、まさにフロントエンドです。
【サーバーサイド】
サーバーサイドとは、データベースやサーバー内部のシステムなど、ユーザーの目には触れない部分を指します。
それぞれの役割
フロントエンドとサーバーサイドは何かに似ています。なんでしょうか。
そう、ラーメン屋のおかみさんとご主人に似ています。
あなたは、チャーシュー麺が食べたくてラーメン屋さんに行ったとしましょう。
ラーメン屋さんに入店すると、おかみさんがにこにこしながら注文を取りに来てくれます。




フロントエンドとサーバーサイドもまったく一緒です。


欲しい情報を実際にサーバーから引っ張り出してきてくれるのが、サーバーサイドってことですね。
フロントエンドエンジニアの仕事内容
フロントエンドエンジニアは、ユーザーの目に直接入る部分を作るのが仕事です。
見やすい画面にわかりやすい配置…などなど、ユーザーに「使い心地がいいな、わかりやすいな」と思ってもらえるようなUI/UXを作る必要があります。
- HTML/CSS
- JavaScript
また、進捗管理や仕事内容の調整を行うwebディレクターとの連携も大切です。
フロントエンドエンジニアはデザイン案を形にすることが求められる場合があるので、PhotoshopやIllustratorなどのデザイン作成ツールの技術も必要になっていきます。
サーバーサイドエンジニアの仕事内容
サーバーサイドエンジニアは、ユーザーの目には入らない内部プログラムを開発し、保守することが仕事です。
- Ruby
- PHP
- Python
- Java
ひとくちにサーバーサイドと言っても数多くの言語が使われており、ひとつの分野ですべての言語を扱うわけではありません。
プログラマ、システムエンジニア、サーバーエンジニアなど、携わる分野によって様々な業種に分かれます。
今からサーバーサイドの言語を学習するなら、どれか言語をひとつに絞って習得したあとに他の言語も学習するという流れが良いでしょう。
これは、ひとつの言語を習得すると、他の言語も理解しやすくなるからです。
今から目指すならどっち?

デザインが好きならフロントエンドエンジニア
心地のいいUI/UXを作りたい!という思いがあるなら、フロントエンドエンジニアがおすすめです。
ユーザーに見える部分を作る仕事なので、楽しくやりがいを感じられます。
洗練された画面の印象、使いやすいUIは、その企業のブランドイメージの向上に繋がります。
誰もがスマホを持っている現在、ユーザー体験を向上させることのできるフロントエンドエンジニアは重宝されているのです。
フロントエンドのほうが未経験者でも比較的とっつきやすそうですね。
システムを開発したいならサーバーサイドエンジニア
アプリケーションやwebサービスのシステムを作りたい!という思いがあるなら、サーバーサイドエンジニアに向いています。
初心者には少し敷居の高そうなイメージがありますが、基礎からしっかりとスキルを習得していけば大丈夫です。
また、サーバーサイドエンジニアのほうがフロントエンドエンジニアよりも需要が高い傾向にあります。
アプリケーションやwebサービスは、完成したあとでも仕様変更や修正などでサーバーサイドエンジニアを必要としているからです。
フロントエンドとサーバーサイドの違いは?今から目指すなら?まとめ
フロントエンドとサーバーサイドの違いがご理解できたでしょうか。
みなさんが普段目にしている部分がフロントエンド、見えないけれどしっかり働いている部分がサーバーサイドでしたね。
それぞれの特性を理解して、自分がどちらのエンジニアに向いているのか考える参考になれば幸いです。
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