
まずはこちらをご覧ください。
先日、目の前で起きた接触事故だけど、これは“かもしれない運転”ででも回避出来るか分からんわ… pic.twitter.com/wEEbL9Pbsn
— トモノリ (@tomonori0706) July 23, 2020
昨今、コロナ禍での外出自粛が呼びかけられている中、Uber Eats(ウーバーイーツ)というデリバリーサービスが外出せずにお店の料理を食べれると注目を浴びています。
しかし冒頭で見ていただいた動画のように、自身または相手の不注意や、時には悪質な配達時の事故が度々問題となっています。
ということで今回はUber Eatsの配達時に事故にあったらどうしたらいいのか?また、過去の事故事例や保険内容についてを見ていきたいと思います。
目次
Uber Eats(ウーバーイーツ)とは

引用:https://japaneseworker.com/?p=5405
まずUber Eatsについて説明します。
会社名:UBER Japan 株式会社
所在地:東京都渋谷区恵比寿南1−1−9岩徳ビル5F
設立年月日:2012年1月
代表取締役:キア・デヴォン・ガムス
サービス:配車サービス・Uber Eats・貨物輸送・ビジネス用Uberなど
元々は海外のUber(ウーバー)と呼ばれる配車サービスを応用した「料理宅配サービス」のことを言います。
2016年に日本でもサービスが開始され、アプリで簡単に料理の注文ができると話題になりました。
このUberEatsを支えているのが『配達パートナーシステム』と呼ばれるもので、空いた時間を利用した一般のユーザーが配達を行うことで、必要なタイミングで人材確保が出来るシステムが最大の仕組みで魅力とも言えるでしょう。
Uber Eats(ウーバーイーツ)が選ばれる理由
そもそもUberEatsのシステムとしては、【注文者】【飲食店】【配達パートナー】の3つの立場があって成り立っています。
数ある配達サービスの中でも特に人気で利用者が多いUberEatsですが、選ばれる理由の一つにその合理的なシステムの存在があると思います。
ではそれぞれにどんなメリットがありどんな選ばれる理由があるのかを見ていきましょう。
注文者のメリット

注文状況画面 引用:https://freesworder.net/uber-eats-preparation/
【注文者】にとってのメリットはなんといっても自宅にいながらお店の料理が暖かいうちに手元に届くところにあります。
アプリでお店とメニューさえ決めてしまえば、あとは配達パートナーさんが持ってきてくれます。
注文してから料理が配達パートナーさんへと渡り、自宅に届くまでの流れと位置情報も随時アプリから確認できる点も【注文者】としては安心です。
支払いに関しては、事前に登録したクレジットカードで引き落としになる為、受け取りに現金が要らないのも魅力です。
以上のメリットが【注文者】から選ばれる理由です。
飲食店のメリット
【飲食店】のメリットは、お店に足を運んでもらわなくてもメニューを登録しておけば注文者の元へ配達してもらえるところになります。
配達用の容器や支払い方法の準備だけしておけば簡単に配達してもらえます。
わざわざお店を構えなくても配達用メニューの準備だけでもいいので、初期投資もグッと抑える事ができます。
以上のメリットの他、お店の大小に関わらずに登録が簡単に出来るところも選ばれる理由の一つです。
配達パートナーのメリット
クエスト画面 引用:https://hikkaroo.com/2018/10/08/ubereats-delivery-27/
【配達パートナー】のメリットは、自転車やバイクさえあれば自分の空いてる時間とタイミングで仕事が出来るところです。
「空いた1時間だけ働きたい」「移動のついでに働きたい」など自分のスタイルで働くことができ、週単位での支払いも可能な為ちょっとした副業に最適なのはUber Eatsならではのメリットでしょう。
- 報酬の仕組み
ちなみに報酬の仕組みですが、
この計算によって報酬金額が出ます。それぞれがどういったものか見ていきましょう。
- 基本料金:受け取り料金・受け渡し料金・距離から算出 平均400〜500円
- ブースト:注文の多い時間帯やエリアだと報酬倍率が変動
- クエスト:配達回数に応じて支払われる追加報酬
- 手数料:合計金額の10%
こちらが【配達パートナー】の報酬の仕組みになります。
ブーストとクエストですが、短時間で短距離の仕事を効率良くこなすと報酬アップに繋がるといったシンプルでわかりやすい点が【配達パートナー】に選ばれる理由です。
ウーバーイーツ配達時による事故事例

三者三様のメリットがあり大変便利に思えるUber Eatsですが、便利な反面冒頭で見ていただいた様な配達時の事故が多発しているのもまた事実です。
それでは今まで配達時にどのような事故にあったのか見てみましょう。
男性配達員は2020年8月20日夜、東京・池袋で、自転車で走行していたところ、歩いていた女性と衝突した。女性は軽いけがを負ったという。 事故後そのまま逃走したとして、食事配達サービス「Uber Eats」(ウーバーイーツ)の男性配達員がこのほど、重過失傷害とひき逃げ(道交法違反)の疑いで書類送検された。
この事故で一番の問題は”事故後に逃走してしまった”ことです。
この場合怪我の大小に関わらず、相手の確認をし状態によっては救急車を手配する必要などがあったのですが、最悪の場合故意ではなくても救護義務違反にもなりかねます。
後ほど触れようと思いますが、事故にあったらどうすればいいのか慌てずに対処する必要があります。
東京都・杉並区の住宅街で、4月、自転車と車が衝突。
被害者は、ウーバーイーツの配達員をしていた男子大学生でした。警視庁によると、自転車で交差点に進入し、左から来た車と出合い頭に衝突。その後、大学生は亡くなりました。
こちらは各社ニュースでも取り上げられるほどの凄惨な事故でした。
「ズシーンと嫌な音がした」「身動きせず横たわっていた」など当時の目撃者も多かったそうで、今回のような死亡事故に至るケースはまだ少ないですが軽症や骨折など件数は増えており、いつ何時重大事故に合うかは誰にも予測できません。
事故が多発する原因
では、なぜ上記のようなUber Eatsの【配達パートナー】による事故が多発しているのでしょうか?
それは先ほどの報酬の仕組み、ブーストとクエストに関係している様です。
短時間で短距離の仕事を効率良くこなすと報酬アップに繋がるといったメリットの部分が、とにかく件数を増やせば稼げると認識され、交通ルールを多少無視してでも件数をこなそうと悪質な運転をする【配達パートナー】の増加が事故多発の原因となっております。
事故にあった時の対処法
それでは実際にUber Eatsの配達パートナーさんが事故にあったらどうしたらいいのか、被害者・加害者の両方の立場を見ていきましょう。
怪我人の確認
あなが被害者でも加害者でも事故にあった際は相手の負傷具合は必ず確認し、状況に応じて救急車の手配を行いましょう。
上記でも記述しましたが、怪我人を放置したりその場を離れたりするのは当然に、最悪の場合故意ではなくても救護義務違反(ひき逃げ)となってしまう可能性もあります。
警察へ届け出る
被害者でも加害者でも事故にあったら速やかに警察へ届け出を出しましょう。
また物損、人身、単独いずれの事故も警察への届け出は義務となっております。
事故の大小に問わず警察へ届け出ないと事故証明書が発行されず、その後の保険金などの受け取りができなくなる可能性もあります。
相手の確認
こちらは特に被害者の場合に徹底した方がいいのですが、事故にあったら加害者の名前・住所・連絡先・車種とナンバー・加入保険・勤務先こちらをしっかりと聞く様にしましょう。
加害者の場合は上記の情報を細かく相手に伝える様にしましょう。
また目撃者がいた場合はその人の情報も聞く様にしてください。後々の証人が必要になってくる場合もあります。
Uber Eatsへ連絡

Uber Eatsのサポートセンターへ連絡します。
後ほど記載しますが、配達中に事故にあったらUber Eatsの補償が受け取れる可能性がありますので、出来る限り正確な情報を伝えておきましょう。
保険会社へ連絡
自転車を使う配達パートナーさんにはあまり居ないかもしれませんが、任意の自動車保険へ加入している場合は保険会社にも連絡しましょう。
自動車保険の保険内容に自転車とバイクも含まれている事もありますので確認して見ましょう。
また余裕があれば事故にあった時の為に、自転車だけでも入れる任意の保険に今のうちから入っておくのもいいでしょう。
医療機関の受診
事故にあった際は怪我の具合にもよりますが医療機関を受診しましょう。
事故発生直後は体が興奮状態にあり痛みを感じず、しばらく経ってから痛みが出る場合もありますので、早めに受診しておきましょう。
受診した際に診断書がないと保険の適用ができない場合がありますので事前に確認しておきましょう。
ウーバーイーツの独自保険【サポートプログラム】

先ほど少し触れましたが、Uber Eatsには配達パートナー用の独自のサポートプログラムと言うものが設けられています。
最後に、このサポートプログラムとは事故にあった時にどういった保証があるのか見ていきましょう。
配達パートナー向けサポートプログラム
まずは概要です。
本プログラムは、Uber と三井住友海上火災保険の包括連携協定に基づき提供されるプログラムです。
従来の対人・対物賠償責任保険に加えて、配達中の事故により配達パートナー自身が傷害を負った場合に、医療費や入院費などの見舞金を補償します。なお、 2020 年 10 月 1 日より本傷害補償制度の補償内容を拡充いたします。
このプログラムは加害者になった際の賠償保険に加えて、配達パートナーさん自身の治療費も出るといった内容になっています。
ただし、このプログラムは配達リクエストを受けてから完了するまでの間に生じた事故のみに対して適用されるといった条件もあります。
次に内容です。
対人・対物賠償責任
配達中の事故により、他人を死傷させたり、他人の物品を壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償します。
尚、補償額には1億円の上限があります。
傷害補償
配達中の事故により配達パートナー自身が傷害を負った場合に、医療費や入院費などの見舞金を補償します。
1医療見舞金:必要な医療費用を、 50 万円を上限として補償いたします。
2死亡見舞金・葬式費用:配達パートナーが死亡した場合、相続人は 1000 万円の一時金を受け取ることが出来ます。 また、葬式費用も 100 万円を上限として支払われます。
3後遺障害見舞金:配達パートナーに後遺障害が生じた場合、最大 1000 万円の一時金を受け取ることが出来ます。 金額は、後遺障害の症状により異なります。
4入院時または入院後稼働不能となった場合の見舞金:配達パートナーが怪我を負って入院し、その後当該怪我により稼働できなくなった場合、 60 日を上限として、 1 日あたり 7500 円の支払いを受け取れます
5配偶者・被扶養者への見舞金:配達パートナーが死亡した場合、その配偶者や被扶養者( 18 才以下)は、 1 人あたり 15 万円の見舞金を受け取れます(最大 3 人まで)。
6後遺障害等級の確定に要する費用:後遺障害等級を確定するために実際に要した費用が支払われます。
7入院時一時金:配達パートナーが怪我を負って入院した際、ヘルメットを装着していた場合、 2 万円の一時金が支払われます。ヘルメットを非装着の場合、 5000 円の一時金が支払われます。
8手術一時金:配達パートナーが怪我を負い、その治療のために手術を行う際、入院し宿泊を要する場合、 7 万 5000 円の一時金が支払われます。外来手術の場合、3 万 7500 円の一時金が支払われます。
と、このように上限はありますが事故にあった際の見舞金や費用の補償はしっかりとした内容となっております。
また事故の例として、配達中に歩行者にぶつかって怪我を負わせた場合・料理を溢してしまい注文者もしくは自身が火傷を負った場合・配達中に注文者の自宅や第三者の車等に損害を与えた場合となっており幅広い対応が可能となっています。
以上がUber Eats独自の配達パートナー向けサポートプログラム詳細となります。
またこのプログラムを有効にするに当たって、特別な手続きはありませんのでどんな方でも安心して配達パートナーとしてお仕事を受けることができます。
その他詳しい詳細や、FAQが公式HPにありますのでこちらへどうぞ ➡︎Uber公式HPサポートプログラム詳細
ウーバーイーツで事故にあったらどうする?事故対応や保険内容をチェック!まとめ

ここまでUber Eatsの事故事例と事故にあった際の事故後の対応、そして独自の保険内容について見てきました。
コロナ渦で収入が減った方も多く、副業の選択肢の中でこれからUber Eatsでのアルバイトを始めようと考えている方も多いのではないでしょうか?
すでにUber Eatsでお仕事をしている方も、これから始める方もこの記事を参考に事故にあった時の対処法を覚え安心で安全な副業ライフを送りましょう。
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